ロストジャッジメント 裁かれざる記憶

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リーガルサスペンス アクション 正当続編

あの木村拓哉が主演としてゲームの主人公として登場して大きく話題となった

「ジャッジアイズ」の続編です。あの木村拓哉を起用するということで 続編は難しいと思ってましたが 今作の発表はかなり驚きました。 龍が如く7の次の龍が如くスタジオの新作は予想できなかったんですよね まさかシリーズ化するとは思いませんでした(次回作があるかはわかりませんが・・) まだまだやりこみ要素は残ってますが

メインストーリーをクリアしたのでレビューしたいと思います

主人公は 再び 元弁護士の探偵 八神

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ジャッジアイズに引き続き 今作の主人公も八神になります 

木村拓哉さんの演技力ですが 前作よりあがっており より「八神」というキャラクターを魅力的に命を吹き込んでいたと思いますした そして左のキャラクター 海藤

との名コンビをまたみれてうれしかったです この2人本当いい相棒なんですよね

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 八神だけでなく 前作の主要人物はほぼ全員登場します 続編で彼らのその後が見られるのはいいですよね

舞台は神室町 異人町 そして高校へ

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舞台はシリーズお馴染みの神室町はじめ「龍が如く7」の舞台になった異人町を探索することができます。 龍が如く7で歩き回ったマップですが 八神で探索ができるのは

新鮮さを感じつつも 「ここであんなことがあったなぁ・・」と懐かしくなりましたね

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そして今作のストーリーでは欠かせない 高校も舞台となります けっこう広い学校で

ここで八神は調査のために ミステリー研究会の顧問となります そして 様々な学生たちと関わることなるのです

「いじめ」をテーマにした 重い物語

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前作 ジャッジアイズは「アルツハイマー」という社会の問題を題材にしてましたが

今作では「いじめ」という 決して他人事では済まされない 難しい題材を扱っています しかし物語では登場人物達は この問題をなあなあにせず 苦しみながら 向き合ってることに胸を撃たれました 本当なくなればいいのにね いじめって これによって やられる方は一生は人生を狂わされるんだよ・・そしてやる方も結果的にろくなことにならない・・

考えさせれる正義とは何か

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重要人物の一人 江原明弘

彼は痴漢で逮捕された元警官だが みこしまという男子生徒に 息子を自殺においやられました 法に訴えても証拠がないと却下され 法に失望していました

しかし彼にはみこしま殺害の疑惑があったのです 今回は前作と同じで

「正義の暴走」が描かれます 加害者は自業自得だから 何をしてもかまわないと 実際今作の加害者は 復讐によって散々な目にあっており そこには私も同情はしませんでした 八神もそしてプレイヤーである私もその考えは否定しません

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しかしその 歪は次第に大きくなっていき 結果的になんの罪もない人間が巻き込まれる・・そんなものは本当に正義なのか・・実際の所 このゲームでも「答え」なんて出ませんし出しようがありません たぶんどっちが正解なんてないのでしょう

このシーンの八神の叫びきつかったなぁ・・かなり重いテーマに挑戦した 今作の開発陣は拍手

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新キャラクターの 桑名仁

異人町の便利屋で 探偵八神との対比もよかったです

答えなんて出ないと書きましたが 彼の信念も最後まで揺らぐことはありませんでした

最初はうさんくさい奴としか思ってなかったのですが これほどメインでの重要な役割をするとは思っていませんでした シリーズが続く場合また八神と対立する時はくるのででしょうか

ミステリー 謎解きがワクワクする

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今回も ストーリーでは多くの謎が登場します 私もゲームをしながら推理してましたけどほとんど外れました(笑 みこしま殺害と痴漢事件の関連性は なぜ八神は狙われるのか 点と点が結んでいきやがて 真実にたどりつく

八神達が推理している場面 本当に面白いです

まだいる印象的だったキャラクター

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そして 今回もさおりさんのキャラクラ潜入あり? さおりはスタッフのお気に入りなんだろうか・・

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敵キャラクターの相馬 こいつの場合は同情の余地のない悪人です 前作の黒岩もヤバイ奴だったけど こいつもサイコパスだったよな・・ 本人は必要悪だと言ってるけど

完全に悪党でした でもかなりインパクトの残る敵でした

 

戦闘

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戦闘は 前作と同じで 八神を操作した完全アクションとなります 

スキルを上げていくと戦闘の幅が広がっていく楽しさは健在でした 龍が如く7のコマンドRPGもよかったですが やはり龍が如くスタジオはアクションがいいよなと感じました 年々戦闘システムも進化してますよ

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一対一で有効な 一閃 集団相手に有効な円舞 これは前作から引きづいてますが

攻撃をうけ流す新スタイル流 が追加されています このスタイルは敵の攻撃を無効化できるので ボス戦なのでは役にたちます あとひとつスタイルがあるのですが

なんでも有料DLCらしいですね・・これはちょっとどうかと・・

龍が如くシリーズをやってる必要はあるのか

ぶっちゃけないです 確かに今作は龍が如くと同じ世界観の話だし

特に今作は龍が如く7の「東条会解散」の設定がかなり物語に関わってきます

しかし本作は本作で 物語が一貫してますし なんなら前作ジャッジアイズもやってる必要はないです しかし 八神達のことを知ってるのと知らないのでは 全然既存のキャラクター達の言葉の重みがわからないので (はっきり口にしないが八神も前作のトラウマを引きづっている)せめてジャッジアイズはやっておしい

 

龍が如くスタジオゲームの魅力はそのやりこみ要素の多さにあると思います

ロストジャッジメントも例外ではなく どえらい量が用意されており

ついつい寄り道をしてしまって メインストーリーが全然進まないことも

そのやりこみ要素の感想も述べます

ミニゲーム

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神室町 異人町にはミニゲームができるプレイスポットが多く用意されています

これだけのミニゲームをよく作れたなと思います どれもアイディアが面白く

手軽にできるのがいいですが 特典アイテムももらえるます

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ゲームセンターにいくと かつてのsegaのゲームをプレイすることができます 毎度思うが こうして過去の名作を別のゲームでできるのは貴重だと感じます

バーチャファイターもありますよ

サイドケース

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いわゆるサブイベントです メインストーリーとは関係ない個別ストーリーで

シリアスなものから 笑ってしまうネタみたいなものまで なんとこれだけでも43種類もあるのです。 本編は完全に重いストーリーに対し こちらは気軽にできるような感じですね こうして八神も人々の悩みを解決していると感じます

それにしてもこのサイドケースよくネタがつきないよな・・

ユースドラマ

 

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今回 八神は調査のために ミステリー研究部の顧問になりますが そこで部長の天沢と協力し学生を巻き込む「プロフェッサー」の謎をあばく ため部活など 様々なコミュニティに関わる物語です その数はなんと10つです
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コミュニティは主に部活ですが 暴走族など意外なものまであります

それぞれのコミュニティにちなんだミニゲームがあり 高得点を出してドラマを進めていきます

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ストーリーはサイドケース程度のおまけかと思ってましたが どのユースドラマでも

しっかりとした青春物語が用意されている キャラクターも重い設定などがあり

それも見ごたえのあるものになっているのです まあ10もかけもちするのは

不可能ですよね 普通・・

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それぞれ独立した物語があるとはいえ 学生たちはなんらかの事件に巻き込まれるのだが 全て謎の闇サイトと「プロフェッサー」という謎の人物を通して繋がってる構成はみごとだと思う。 部長の天沢は一度は八神を出し抜く推理力は見事でした

このユースドラマ 「もうひとつの本編」といっても過言ではないのは ないでしょうか

 

気になった点

今作のテーマから仕方ないが いじめ描写がかなりリアルに描かれている

こういうのに嫌悪感を抱く方 または過去にいじめを受けたことがある方

はちょっと注意してもらいたい まず今作ではいじめる側は報いをうけているので

胸糞悪いわけではないが 自分も嫌なことを思い出してしまった

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様々な要素が追加された 探偵要素だが 正直めんどくさいだけです

前作の不満要素だった尾行だが 警戒度を下げられなくなったので さらに面倒がましたんですよね・・本編ではあまりなかったのが救いですが なんというか ゲームとして全く面白くない仕様なんですよね それにクリアしないストーリーが進まないし

そこに救済システムはないという・・

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ストーリーは前作の方が面白かったように思えます 前作では八神という人間を掘り下げる物語だったので 今作の事件では巻き込まれた感があり

確かに出てくれるのうれしかったけど 八神の仲間達の掘り下げはあまりなかったように思えます まあこの4人好きですけどね 東は本当に無関係の人間なのによくついてくるよな・・

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いじめという難しい題材ながら 真正面に向き合う物語と豊富なやりこみ要素

やはり龍が如くスタジオは素晴らしいゲームを作ってくれますね これやりこんだら

何十時間かかるかわからないですよね

今回も非常に満足できる出来でした 次回作も楽しみにしてます

龍が如く8かな?