-その日 日常は引き裂かれた
イースや軌跡でお馴染みのファルコムのRPGですが 今作は異世界ではなく(異世界は出てくるけど)ファルコム初の現代劇のアクションRPGです
シナリオ
東京杜宮市に住む17歳の平凡な高校生は異界化に遭遇し日常が一遍する
主に異界と関わった「適合者」が発現できる ソウルデヴァイスに目覚めた高校生達が
異界からくる化け物 グリードと戦うお話です
日常生活をしながら異界に関わる事件を解決していくのですが
若干ご都合主義な面もあったものの 目の前の脅威を乗り越えていこうと主人公達が熱い王道ストーリーでした 軌跡シリーズもいいんだけどやはり現実世界の高校生のほうが感情移入しやすいかなと思ってます
ただ国防軍すら止めることができなかった(一応対異界用の兵器を使ってる)グリードを普通の高校生達が倒してしまうのは違和感がありました
この物語には「敵キャラクター」は存在しません 基本知能も知恵もないグリードとしか戦わないので軌跡シリーズのような 信念対信念のぶつかり合いが好きな人は
ものたりないものがあるかも
キャラクター
PTキャラクターは8人 PS4で追加されたアフターエピソードを含めると
10人と多い方です
普通の高校生 後輩 ハッカー 不良 アイドル 教師 異界に関わる組織の関係者など濃いメンツがそろってます
主人公 時坂コウはキャラデザだとけだるいイメージがあったのですが 誰よりも熱い男でした 閃の軌跡のリィンとはちょっと違いますが リーダーシップをとれるような器ですね
個人的にはコウの後輩のソラがお気に入りですね とても健気でかわいい空手少女でした(だから戦闘スタイルも拳でした)
残念ながらメインヒロインではないのですが絆イベントでは必ず選んでました
ある日突然異界の事件に巻き込まれてもどのキャラも 大切な人を守るためには
ガンガン戦っていくのがよかったです
「あんな化け物と戦うことになってあまりに恐怖がなさすぎる」という酷評を見たことがありますが 彼れらは自分の意志でやってることです
戦闘
異界のダンジョンを突き進む アクションRPGとなります
近距離 遠距離 強攻撃 必殺技 と簡単な操作で爽快に行えます
キャラクターによって攻撃方法も違うので組み合わせを考えるのも楽しかったです
ダンジョンには3人連れていけますがPT制ではなく
一人操作を交代制でやるシステムです
後半になると敵も強力になります このゲームには「ガード」がないので
回避するしかないのですがそれでも苦戦させられました
正直難易度ベリーイージー にしなければクリアできんかったかもしれません
ダンジョンはトラップも増えていくのでアクションが苦手な人はおすすめしにくいです
システム
主に軌跡シリーズからの流用が多いです
このソウルデヴァイス 調整画面ですがまんまアークスですよね・・
ゲームの流れは
各話のプロローグ
↓
↓
事件の謎を調査
↓
異界攻略
↓
各話エピローグ
↓
次の話となります
上の画面は主人公の行動によってあがる システムです
これはエンディング分岐に関わる重要なもので上げてある程度あげておかないと
真のエンディングにはたどり着けないので注意
あと気になったのはパートボイスです
「他のキャラは声なしなのにこいつは声あり」
「ボイスありイベントだったのに急にボイスがなくなる」という
なにを基準に分けているのか全く理解できませんでした
これは今作だけでなくファルコムが全体的にやってるのですが 一体どういうことなんだろう・・
軌跡シリーズを知ってるとニヤリとする場面も
続編がある?
今回は「杜宮市」の事件が解決しただけで 異界やグリードがなくなったわけではありません やろうと思えば続編がリリースされるのではと思ってます
意味深げなセリフもあったし
まああるとしても軌跡シリーズのように 主人公が変わる可能性はありますよね
総評
クリア時間は60時間
最新ゲームではありませんが久しぶりに濃密なRPGをやったなぁと満足度の高い
ゲームでした