執事が姫(あるじ)を選ぶとき 感想

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 少し?気が強いお嬢様や女神のように優しいお嬢様など多くのお嬢様がいる中で、あなたは執事としてお仕えすることに。お嬢様からの我儘な命令を聞いたり、可愛いお願いを聞いたりと、どの姫(あるじ)にお仕えするかはあなた次第。気になる姫(あるじ)にお仕えし、主従の絆や信頼感、また恋を育み執事ライフを堪能しよう!

世界中のお嬢様たちが通う、私立桂ノ宮学園で執事特待生として編入した主人公椿尚弥とセレブのお嬢様たちの恋愛アドベンチャーです

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ヒロイン達は全員セレブのお嬢様であり その中でも学園トップクラスの人気を誇る

5人のバラ姫 サンクローゼスと呼ばれる姫たちから誰に仕えるのか選ぶことができます

全員から執事の指名を受けるので主人公勝ち組すぎでしょ 執事にとっては一人指名されることでも大変名誉なことなんですが 全員とか

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主人公は立場もあるので ヒロイン達に対しては執事として丁寧に会話します これはEDまで変わりませんね ちょっと立派な執事にならなくてはという気張りすぎてる気もしましたが

やがてヒロインと身分を越えて恋中になっていくのです

ストーリーはヒロイン達は魅力的で面白かったのですが ややご都合主義な所があります 執事とお嬢様は恋愛禁止なのですが 双方の親が認めればOKなのですが

今作のヒロインの身内は 一人は結婚相手は一般人に寛容な人がいて あっさり結婚を認められるルートもありました

もちろんそこまでに至るには様々な課題があります 正直言うと普通の学園生活とは全く違うセレブの世界に感情移入できるのかという不安はありましたが 主人公は思考は普通の男子高生と変わらないですし 貴族には貴族の苦労があるということで

結果的にはどのキャラクターも好きになってましたね

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気になったのはモブのお嬢様の立ち絵の使いまわしが本当に酷いです (上と下のお嬢様は別人です)これならない方が違和感がないような気もするのですが・・

薔薇姫(サンク・ローゼズ)

今作のヒロインである 5人のお嬢様です 攻略した順に紹介

真姫=ゴールド=ウィーンバーグ

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映画大女優と日本武道家の娘で 血筋によるお嬢様ではないのだが 日本の大和なでしこのような人で学園の人気も高い 最初は主人公を悪漢と勘違いして間接技をかけたりとちょっと天然な所がある

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ルートでは主人公と恋人になったばかり 少し浮かれた感じになってしまう

真姫ルートは人の「イメージ」がテーマになっていて 真姫のかっこいいイメージがお嬢様たちの中で崩れはじめてしまう それを受け入れつつ 彼女の新しい姿を回りに認めてもらえるのかというで その答えは母親のような女優になることでした あとこの娘ことあるごとに切腹で詫びようとするのだがそこまで武士にこだわらなくても・・

一乗寺 由良

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国の財閥の一人娘 イタズラが好きがことあるごとに 主人公を性的にからかう 困ったお嬢様 ルートでは主人公の恋人になれるのが 由良の父親の暴走が酷いんです

主人公との仲を認めないばかりに 学園にガードマンを配備して会わせないようにしたりあろうことか無理矢理由良を学園から連れ去ろうとしたりと ここまでするのかという強引な手段を取るのです 結果的には由良に寛容な祖父によって助けれるのだ

ご都合主義だが由良は「助けてくれる王子様はいない」と嘆いている時に主人公が助けにくるのは素直に感動しました

ベロニカ=ルーベンシュタット

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法王の血を引く母と大司祭の父を両親を持つお嬢様 彼女は「男性恐怖症」です

クラスの風紀委員をやっていて 規律を破ったお嬢様には厳しく接ししっかりしているように見えますが 男性相手だとたじたじになる なんでここまで男性が苦手なのか

説明はなかったのは気になりましたけど・・

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ルートでは男性恐怖症克服のため 由良から借りた本を参考にレッスンを行う

この本の内容がだんだん過激なものになっていて おかしいと思ったらなんと由良が間違って卑猥な本を渡していたというオチでした ルートでは一番あっさり終わった印象で個人的に一番好みだったのでそこは少し残念でした

桂ノ宮 沙耶

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学園副理事長と理事長の娘で 主人公が幼い頃仕えていたお嬢様

普段はクールな性格で生徒会長も務めるしっかり者に見えますが 主人公に対しては

妹のように甘えてきます 2重人格ではないかと思う位 そのギャップが可愛らしいのです そんな仲でも主人公は執事としての態度を崩すことはありませんけど

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ただルートがとにかくつっこみどころが多い

まず沙耶の母親の副理事長なんですけど 身分違いの恋を許さないのはよくわかります

学園を仕切る者としては 例外を作ってしまっては示しがつきません ですが

沙耶が熱を出したのを主人公の責任にする 

主人公が熱を出したのを主人公の自己管理になさだと言って 沙耶の執事になるのを禁止とさえしたりと 暴走します でどうしたかというと沙耶の父親は身分違いの恋にも寛容な方で自作自演で「学園のテロ」を行うのです なんとなくそんな気はしてたのですが沙耶を助けにきた主人公を見て 副理事長が娘の幸せを思い出して丸く収まります

強引すぎるハッピーエンドでしたが これ下手すると国の信用を失う所だったんですよね 

アメリア=ローズ=ブレッティンガム

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ブレッティンガ王国の王女 あらゆる才能を持つ完璧超人 優秀すぎて執事を使わないと思いきや主人公の事を気に入ってしまうのです 一国の姫ということでお嬢様より

結婚するというのはハードルが高いですが(結果的には婚約はするけど)

執事にも自分と同じ優秀さを求めるので とにかく厳しいのだ

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ルートでは 足をしゃぶる イスになる などSMプレイを見せられるのは笑ったですが不思議とアメリアに対して嫌悪感を感じないのは彼女の魅力だろうか

アメリアルートのテーマは「本気」であり一国の王女の執事になるは相当困難なことなのですが 何をしてもアメリアに仕える そんな主人公の覚悟が伝わるシナリオでした

最後のアメリアとの決闘しかり 最後は無事にアメリアの執事になれますが

将来主人公を夫にするためにいつか執事を解雇するという案は彼女らしいです

もちろん王室は黙ってないですが 将来必ず消すらしいのでちょっとビビりました

 

サブキャラ

ドリス

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作中 5人以外でモブではないお嬢様 お調子者で馬鹿っぽく 性格が正反対の

アメリアとは(いい意味で)犬猿の仲 あてくしって一人称初めて聞いたぞ

その破天荒な性格で周囲に迷惑をかけることもあるのですが 本心ではヒロイン達にかまってもらいたいだけなのではないでしょうか 私としてドリスルートも見たかった気もしますね

蔵之助

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主人公の親友で 同じ特待生なので主人公が作中たった一人タメ口で話せる人物でした

主人公の待遇にやきもきしつつも 冗談をよく言ったり 主人公の悩みに相談してあげたりとフォローが多くよいキャラした

執事として真面目すぎるためお嬢様たちから人気がなくあまり 指名を受けないらしいのですが 物語を見た感じドリスの執事になったと私は解釈しています

けっこうお似合いだったし

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「一般人」は登場せず 完全にセレブの世界のちょっと変わった学園恋愛ADVでしたね

お嬢様学校というのは 今の日本ではあり得ないことですがどのキャラクターも魅力的に描かれてたので満足できる物語でした

 

2020 秋アニメ

魔女の旅々

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魔法が存在する中世ファンタジーのような世界で魔女イレイナの旅を描く

さまざまな場所や国での騒動があるが 基本は1話完結であり作風だとキノの旅に近いかもしれまん 自分のことを美少女と言ったり ドライな性格をしているイレイナには賛否が別れるかもしれませんがそこが彼女の魅力だったりする

イレイナ以外にもこの作品の登場人物は毒のある人物が多く最後まで退屈しないアニメだった できれば2期も見たいですね

ラブライブ 虹が咲学園スクールアイドル同好会

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アニメラブライブは3作目なのですが 今作では今までの作品とは 別の方向性を出していました 主要人物にアイドルではない子がいたりこれまではユニットでアイドル活動をしていましたが今作では

ソロがメインで 互いに強力しながら競い合うみたいな形になっています 一人1話ずつ丁寧にキャラの掘り下げをしていたのもよかったですね。だからこそ最後の最後で

全員が一緒にライブに立つのは感激で 文句のつけどころがないラストでした

1作目から追いかけてきましたがやはりラブライブはいいですね

ご注文はうさぎですか?BLOOM

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人気きららアニメの第3期目 喫茶店ラビットハウスではたらく ココアたちの日常を描いた 相変わらず大きなトラブルなどは起こらず 美少女達がワイワイやってるだけの作品ですが 今作ではずっと謎だったチノの母親のことがわかったり チノが少しココアの影響を受けてたりと変化を感じました 疲れてる時におすすめな癒しアニメですね

ひぐらしのなく頃に 業

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雛見沢の惨劇を描いた人気アニメの新シリーズです 放送前はリメイクかと思ったらまさかの完全新作でした ひぐらしのなく頃はもう全ての謎は解明されていますが 今作ではだからこそ「あれっ?なんか違うぞ?」と視聴者を混乱させるような構成になっています。ネット上では様々な考察が出てますね。自分にはちょっと無理です完全に置いてけぼりをくらってます 謎は解明されないまま2クール目にいきますが毎週楽しみにしています

いわかける!!

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ライミングを題材にしたスポ根アニメ クライミングはサッカーや野球と比べると

あまり馴染みのないスポーツですがそれでも楽しめる作品でした

主人公は初心者なのですが いわゆる天才で壁にぶつかることが多いですが ガンガン成長します。数年引きこもりだったのに運動神経よすぎだろとつっこみたくなりますが・・ほかにも個性的なライバルも多く登場して盛り上がっていましたね

少女達の筋肉質な体の描かれ方も見てほしいです スポーツをやる女性はここまでかっこよくなるのかと感心しました

魔法科高校の劣等生 来訪者編

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人気ライトノベルをアニメ化した第2期 1期からやや年月がたっておりできればもう少し早くだせなかったのかと不満はあります

ストーリーは僕にはちょっと難しくて 完全に理解できないのですが 主人公の達也は

相変わらず強くてかっこいいですね 作者も達也が負けることはないと言ってますが

今作から新キャラも登場して物語が大きく動き出したと思います

おそ松さん 3期

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大人になったおそ松たちの ギャグアニメです

正直言うと3期をやるとは思いませんでした 2期あたりではギャグもマンネリ化して

面白くなくなっているような気がしていましたが 今作は新キャラおむすびがいるのか

面白くなってるような気がします というか今期っておバカキャラの十四松がまともになってるような・・?

 

 

閃乱カグラ 少女達の選択 感想

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2015年に発売された閃乱カグラシリーズの一本です

アニメとかビーチスプラッシュを除けばストーリーの時系列は新しい方だと思います

シリーズ集大成のようなオールスター勢ぞろいのお祭り

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・飛鳥たちは飛鳥の祖母 小百合によってほぼ強制的にリゾートのような無人島につれてこられる そこでこれまでのキャラクターと新キャラである巫女姉妹と

両奈と両備の姉 両姫を加えて 最強の忍カグラを決める忍びの盆踊り

「カグラ千年祭」が開催される

・登場人物が多いのでとにかくにぎやかなのですが はじめは小百合の千年祭の意図がわからず少女達にやる気がないがありません 祭りということを利用して遊ぶ始末ですがこの戦いには 若い忍達の今後に左右する先人達の想いがあったのです

・亡くなった人達の再会と別れ

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・本作の主役は蛇女子の両奈・両備の双子と言っていいでしょう

本作の舞台は現実の世界ではないらしく なんと死者が蘇る世界なのだ

姉妹の姉である両姫は昔妖魔との闘いで死んでしまったのですがこの千年祭で妹達と再会する

・両姫は忍びとしても上位にはいる実力ですが優しいお姉さんで声優さんが

井上喜久子さんということもあり非常に癒される 今年で17歳でしたっけ?

・両奈は姉に甘えまくるが 両備は生前に姉に暴言を吐いてしまったことを悔やんでおり複雑な態度をとる この姉妹達のドラマは本当によかったと思う

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他にも死んでしまった大切な人と再会するキャラもおる だが忍びの盆踊りが終われば

また別れなければならない あろうことか大切な人達と別れたくないばかりに元の世界へ帰りたくないという者まで現れるのです

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しかしそれは忍の使命を放棄するということであり 少女達の心を乱していくが

闘いを通じて自分の意志を知り 本当の意味で先人達とのお別れを告げて 前へ進む

のには感動した 本作のテーマは先人達からの後押し・・だと思ってる

最後には両姫も含め先人達は成仏してしまうが「この子達ならもう安心だ」という安堵感があった

戦闘システム

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本作の戦闘はシリーズお馴染みのアクションです 簡単な操作でスピード感のあるアクションが出せます ボタン連打とゲームがほぼ誤差なく連動しており ここまでのアクションはなかなかないと思う これだけ多くのキャラクターがいながら全てのキャラに個性をもたした戦闘をしているのはすごい 一定の敵を倒すとレベル上がり アクションも強力にまたは新しい技を覚えていく ただシステム的には同じことの繰り返しで

中盤でだれてくるかもしれません

セクシー要素が盛りだくさん

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カグラのウリは やはりおっぱいでしょう 登場人物は未来や両備など一部を除くとほぼ爆乳ですしただ立ってるだけでもバインバインに揺れる

忍び転身は全裸になってお尻は完全に丸見えだし 戦闘でダメージを食らうと脱衣もあります 必殺技で倒すと相手を全裸にもできるぞ

それと脱衣はADVパートでも反映され シリアスなシーンでも苦笑いしました

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そして本作ではぷるぷるフィニッシュという演出があります ゲーム的に恩恵があるわけではないのですが あるギミックのそばで敵のにとどめをさすと 特殊な演出を見ることができるキャラははぼ全裸になりギミックでエッチな目に合うのだ

どうやったらこんなの思いつくんだよと感心する これ作ってた人はどんな気持ちだったんだろう・・

・しかし不思議とカグラには「いやらしさ」を感じないですよね 個人によると思いますが・・お色気要素が馬鹿っぽく描かれてるからだろうか

個人的に面白かったシーン

シリアスな場面ばかりでなく少女達の笑ってしまうようなやりとりもシリーズの魅力だと思います個人的にクスっときたシーンを紹介します

・両奈

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カグラで一番変態なのは・・と誰もが両奈と答えるだろう ドが付くほどのドMで

非常に卑猥な言葉使いも多いらしく セリフの4割くらいは規制されている

蛇女子はすっかり慣れてるらしくあまり動じないないのがシュールで笑った

・葛城のセクハラ

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葛城は女子を胸を揉むのが大好きで本作もその情熱は健在である

男性だったらとっくに逮捕されてるレベルなんです

・紫の腹話術

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画像だとわからないがこの場面は 紫が声色を変えてぬいぐるみを通じて腹話術で喋っている 声色がかなり違ってるのに表情が変わっていない紫で吹いた

・ひばり大好き 柳生

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柳生といえばひばりのことが大好きだが 今作では変態的に執着している

「ひばりは誰のものでもない ひばりは俺のものだ」とよく聞くとおかしいことを言ったり外伝ストーリーではひばりに会いたいばかりに 目に映る人がすべてひばりに見えたりするほどだ

・飛鳥のマネ

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忍びの盆遅りで負けてしまった焔 飛鳥からこんな風に言われるだろうなと

飛鳥の真似をするのだが 場面が変わって焔の脱落を聞かされた飛鳥が全く同じこと言うのだ

物語終盤でシリアス続きだったのだがこれは不意打ちだった

この二人が通じあってるのよくわかるシーンですね

・豹変 両姫

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両姫の天使の輪っかにふれると 攻撃的な性格に変貌する

てかこの3姉妹 セリフ規制多すぎでは

・飛鳥が空気

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一応シリーズの主人公は飛鳥なのだが 今作は特に目立ってないと思う

本作のテーマ 死んだ人との再会があるが 飛鳥にはそういう人間はいない

中盤は全く出番がなかった ここまでシリーズが続くと半蔵学園と焔愚連隊に掘り下げるようなことがないのかもしれない・・

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今作では大きな事件が起こるわけではないのですが 少女達の成長を描いた作品として

評価しています 色々あってもう新作が出るのかわからないシリーズになっていますが

クリア時間は30時間でしたのでなかなか長く楽しめるゲームだと思います

おっぱいは正義

ジョゼと虎と魚たち 感想

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2003年に犬童一心監督により実写映画化された田辺聖子の同名小説を、新たに劇場アニメした恋愛映画です

・あらすじは大学で海洋生物学を専攻する恒夫が、ひょんな事から足の不自由な少女

ジョゼと出会い ジョゼの祖母から彼女の相手をするバイトを持ちかけられる所から始まる

・ヒロインのジョゼは 辛辣な性格で 主人公に対しては初めは当たりちらすことが多いですが主人公と触れ合っていくうちに徐々に心開いていきます

命の恩人にあの態度はないんじゃのか?と思いましたけど

ヒロインは外の世界へ強い憧れをもっていて 何より「海」が好きで この海の描写が

アニメとして綺麗に表現されていました あと絵を描くのがうまいのですが

彼女の今後の人生の支えになるのかな

・主人公に外の世界へ連れられて 楽しいことをするうちに心を開いていくのですが

主人公とヒロインにも「不幸」がきてしまいます。お互い精神的にボロボロになっていく描写は見ていて辛かったです

・最後のヒロインの作った絵本紙芝居「人魚姫」なのですが これまでの主人公とヒロインの出来事をうまく物語におとしこんでいて 次の一歩を踏み出せるような励ます演出はよかったです

・この作品は「障害者」という単語は一切出てきません 意図的なのでしょうが

よかったと思います。障害を持ってる人達にとってはそんな呼び方されたくないだろうし

・主人公が面倒を見ていくのではなく ヒロインが夢のために自立していくラストは

意外でしたけど 近い未来で結ばれるだろうという描写はあるので すっきり終われる

恋愛アニメでした

・気になったのはちょっと尺が足りないと思う所がありました。ヒロインの家庭事情

がほとんど明かされなかったり もう少し掘り下げてほしかったキャラクターもいます

時系列がざっくり進むので 原作未読の自分にも「なんかカットしてるなぁ」と思ったのは残念です

・声優は一部を除くと俳優の方がやっていますが 問題ないと思います

ヒロインは喜怒哀楽激しい性格ですがよく演技できていました

・主人公のバイト仲間の女にはちょっとイラっとするかも でもある意味このキャラクターが物語を動かしたので結果オーライなのではないでしょうか

・この作品は決して足または体の不自由な人へのやすい同情を描いたものではなく

一本の恋愛映画として楽しめると思いますとはいえやはり考えさせれるものあり

ました カットされてる部分もあり残念ではありますが見てよかったと思える映画です

 

ワンダーウーマン 1984 感想

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・DCコミックスのアメコミヒーローの一人 ダイアナことワンダーウーマンの映画の

続編 題名どおり1984年が舞台で前作が第1次世界大戦と考えると1世紀はすぎている 前作のダイアナは人間の世界をよく知らなかったが 今作では社会に溶け込んでおり仕事ももっている(歳をとらないので いつかはやめなくちゃいけないけど)

・願いをテーマにしていて 今作では「願いを叶える石」が出てくる

敵キャラクターは自分のコンプレックスを願いで克服するのだが その代償によって

世界が大混乱に陥る 敵サイドにも「コンプレックス」という共感できる部分があり

「悪人」とよべる人物はいなかったと思う

・ダイアナも願いでかつての恋人スティーブを生き返らせる

ティーブは完全に浦島太郎状態で 現代の文明に驚くことが多く 前作のダイアナと立場が逆転しているのは面白い構図だと思った

・ダイアナの身体能力は 超人そのもので普通の人間には遠く及ばないが

今作ではアクションが少ないように感じた

・最後は敵を倒して終わりではなく 世界中の人間にダイアナが語り掛ける形はよかったです 

・敵サイドのバーバラにフォローがなかったのは気になった 彼女はコンプレックスを克服したわけではないので ED後彼女は前へすすめたのだろうか?

・次回作への伏線は特になかったと思う 

・久しぶりのアメコミ映画でしたが 一本の映画として楽しめたと思う

今年はコロナの影響で 映画は壊滅状態で嘆いていたが やはり映画はいいなと思った

 

今年のベストゲーム ベスト10

今年も終わりということで 印象に残ってるゲーム ベスト10を紹介します

個人的には

一番楽しみにしていたテイルズオブアライズが延期してしまったことや失業などが重なりいまいちゲームにのめりこめない一年でした

それに最新作もそこまで印象に残るものはなく どちらかと言えば

自分がこれまでプレイしていなかった過去の名作をやる年でしたね

 

第10位ゼノブレイド ディフィニティアエディション

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wiiで出た名作RPGのリメイクですが 私は初プレイだったということもあり

非常に楽しめた王道のRPGです これが本当に10年前のゲームなのかと驚くマップの作りこみと 先が気になるストーリーには感動しました 後日談もありますが

これ本来は10年越しの追加ストーリーなんですが 全く違和感なくできてるのさすがです 任天堂の開発力には全く驚かされる

9位 英雄伝説 創の軌跡

ファルコムの 軌跡シリーズの最新作です これまでの主要人物がそろう軌跡の集大成のような作品でした 主人公3人によるクロスストーリーは視点が変わるということでより物語を楽しめました ただパッケージにでかでかと出ながら 盟主の謎はほとんど関与しないのはどうかと思いましたけど・・(下手するとパッケージ詐欺なのでは)

次回作への伏線も多くあり 今後の軌跡にも期待がもてるゲームでした

 

第8位 ライザのアトリエ2

ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜

アトリエシリーズの最新作であり ライザのアトリエの続編

主人公続行というこれまでにない要素を多数ありつつ アトリエシリーズの雰囲気を壊さない 日本のRPGってこういうのでいいんだよ!と思える一本

前作では少ないと思ったキャラクターイベントも充実しています フィー可愛い

第7位 ライフストレンジ

Life is Strange | SQUARE ENIX

スクエニから出ている名作ADV ある日時間を巻き戻す能力を得た少女の

葛藤と選択の物語です 親友を救うためあるゆる 時間軸を渡る主人公には感情移入させられた シュタンインズゲートが好きな人はぜひやってもらいたい

システム的な話をすると 時間を戻すギミックがよくできていたと思う

EDはハッピーエンドとは言えないが 心に何か優しさが残る作品でした

第6位 新サクラ大戦

新サクラ大戦』プレイレビュー――ヒロインのジト目も快感! 遊びどころ ...

サクラ大戦の数年ぶりの完全新作 キャラクターが世代交代し 新たな帝国歌劇団の物語です ヒロイン達は個性的でかわいく どの子も好感がもてた 

歴代キャラクターの扱いが悪いという酷評もあるらしいが 自分はサクラ大戦は今作がデビューということもあって 気にならなかった ちょっと謎を残しすぎなことや

続編がでるかどうかわからない不安があるが 今年の始まりのはいいゲームだった思う

 

第5位ジャッジアイズ

なぜ『ジャッジアイズ』にはキムタクが必要だったのか? 「八神隆之 ...

龍が如くスタジオ制作のあの木村拓哉を主演として話題となったゲーム

今作の魅力は木村拓哉を操作できるのもあるのだが 何よりシナリオが面白いのだ

主人公の八神は探偵であり元弁護士なのですが 法律に関する話題が多く裁判のシーンも多い 自分はこういうのが本来好きではないのだが 今作はうまくエンターテイメントとして落とし込んでいて 裁判で論破する八神はかっこよかったし 本当の黒幕は一体だれなのかというミステリー要素も面白かった 何より木村さんの演技がうますぎて

しばらく「八神」にしか見えない時があったほど

 

第4位 龍が如く

龍が如く7 光と闇の行方 Game | PS4 - PlayStation

龍が如くシリーズ最新作 主人公と従来の戦闘システムの変更に前評判は最悪でしたが

それを覆すほど よくできているライフコマンドRPGでした

主人公の春日一番は よくある熱血主人公をおっさんにしたような感じで 極道時代は特に功績をあげなかったがこの男ならなんとかしてくれるような頼もしさがあった

やり込み要素も多くあり シリーズの新しいスタートとしては大成功ではないでしょうか

第3位 金色ラブリッチェ

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ヒロインのほとんどが金髪という恋愛ADVです

単純にヒロインとイチャイチャするのではなく 主人公が重い過去を持ってることや

最初は貴族の学校になじめなかったり なかなかシリアスな所もあるが

人間ドラマがよくできていて感動できるストーリーでした そして最後に攻略できる

ヒロインなのですが 彼女の運命はあまりにも切なく 本当に心を打たれた 恐らく

彼女はどのルートでも同じような結末であり 全てクリアした後はしばらく放心状態になりました 主人公もヒロインも幸せになってほしい こんなゲームは初めてです

 

第2位ゴーストオブツシマ

Amazon | 【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ) | ゲーム

今年最も話題になった アクションゲームではないでしょうか

元寇」を題材にした歴史もので 対馬の美しいオープンワールド

多彩で迫力のあるアクション 久しぶりに時間を忘れて楽しめるゲームでした

主人公の仁は武士の誇りを捨て 侵略者を倒していくストーリーなのですが 果たしてそれは武士としてはどうなのか「誉れ」とは何か考えさせれるゲームでした そしてこれは日本が作ったゲームではないのも 開発陣の凄さを感じる

第1位龍が如く

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 最新作ではないこの作品を1位にするのは 本当に悩みましたが・・今年で一番印象に残ってるのでMVPにさせていただきます

本作は龍が如く1の前の時代を描いた 後付けではあるのではですが 矛盾なく本編とつなげていて 一本のゲームとして完成度が高いのです

当時 下っ端のヤクザだった桐生と上に抑えられて 命令を聞くしかない真島

どうやって二人が 「堂島の龍」と「狂犬」になったのか?その過程がとてもドラマチックに描かれているのです

驚くことに当時桐生は20代なのですがこの頃から渋いのなんの 恐らく現代の20代でこのような人はいないのではないでしょうか

 最後の戦いの「龍は一匹でいい」は今年やったゲーム一番かっこいいシーンです

 

テイルズ オブ アライズ』発売時期が「2020年内」から「発売時期未定 ...

 本来ならこの枠にテイルズオブアライズが入ってるはずだったのに・・

延期だけまだしも 最新情報が一切ないっていくらなんでもおかしいのではないでしょうか



 

ライザのアトリエ2 失われた伝承と秘密の妖精 感想

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ライザのアトリエの続編です 前作の3年後の物語でライザと仲間達が再会し 新たな出会い別れを通じてまた一つ自分にとって「大切な何か」を見つける姿を描きます

シリーズ初の主人公続行

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これまでのアトリエシリーズは 同じ世界の物語を約3部作で展開していましたが

主人公は 弟子か後輩へ世代交代していたので 主人公続行はシリーズ初となります

(タイトル的にそういう構想だったのかなとは思いますが)ライザは人気がでましたが

主人公が同じなのは若干不安要素ではありましたが クリアしてみればそんなことはなく 今作もライザが主人公でよかったと思えるゲームでした

舞台は都会

今作でライザは依頼で王都へいくことになるのですが 王都の作りこみが鮮やかで驚きました 本当にクーケン島ってなーんにもない所だったんだと

ライザ達の再会と新しい出会い

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前作の主要キャラクターはほぼ全員登場します 性格などはあまり変化はしていませんが それぞれが自分の道を歩いているのがよかったですね 島の悪童と呼ばれていていたライザ達が大人へなっていくのは 感傷深いものがありました

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新キャラクターも ライザ達に自然に溶け込んでいます ライザ達の思い出話に若干

置いてけぼりになるのは気になりましたけど 個人的にはパトリツァアがお気に入り

タオに片思いしているのはちょっと妬いてしまいます

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クラウディアはライザへの愛が重くなってるような・・正直前作では印象に残らなかったんですよ 前作の冒険で彼女は完全に巻き込まれた形ででストーリー的に必要がないからだったのですが ちなみにライザ達の師匠にあたるあの二人も登場しますが

ほぼ別行動であり 大体のことはライザ達で解決しているので 彼らも成長したんだなと

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PTキャラクター以外にも多くの出会いがライザを待っています 都会でしかできない体験やお話でライザにとっても貴重な経験になったのではないかと
そしてロミィさんは準レギュラーになった

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そして一番の重要キャラクターは 妖精のフィーです

フィーは喋ることはできませんが 人間の言葉を理解して 元気に動き回る

とても可愛いマスコットだと思います

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本作の物語はライザとフィーの絆の物語なのではないでしょうか 共に暮らしていく

うちに ライザには母親のような母性が出てるような 微笑ましいシーンが多くあります

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仲間達にとってもフィーは家族のような大切な存在になっていきます ですがフィーはそもそも何なのか ライザの最後の選択はゲームをご覧ください きっと感動します

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前作では申し訳程度だったキャラクターエピソードとイベントが今作では非常に充実しています 真剣な会話や他愛のないおしゃべりとキャラクターをもっと好きになれるでしょう

冒険要素

今作では ライザ達の「冒険」という要素が詰め込まれていました

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今作のフィールドは高い所からとび降りれたり ロープでジャンプ移動と水中を自由に泳ぎまわれたり これまで ただ歩くだけしかなかったアトリエのフィールドに正当に進化させた印象を受けました とはいえマップが単調なことに変わりなく 逆に素材を集めたい時には不便に思えることも

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遺跡探索は 遺跡ダンジョン内の「カケラ」を集めて 羅針盤でひもといていく要素です そのカケラの中にも 物語があって解いていくたびに ライザが感想を言ってくれます これもプレイヤーがライザと一体となって 遺跡の謎を解いていく演出でしょうか

調合

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アトリエといえば調合である 今作ではなんと「錬金術レベル」は廃止されて レシピと素材があればすぐに調合できるのです これは主人公続行での不安要素であったのですが前作で錬金術の最高難易度である賢者の石を作ったライザが 調合レベルはどうなるのかと さすがにRPGということで戦闘でのレベルは戻されましたが 錬金術レベルは数字化させないという主人公続行だからこそできるアイディアですね

調合システムは前作と同じアイテムビルドですが 今作ではオート機能が非常に便利です(ただしレシピ変化は自分でやる必要があり)

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調合 または遺跡探索で得た「SP」を消費しスキルツリーを開放していきます

スキルツリーはレシピ 採取できる素材の品質向上なのど様々な恩恵があります

調合システムは全体的にマイルドになった感じですね

戦闘

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戦闘は前作と同様 オートで動くアクティブターンです 前作よりわかやすくなっており 控えメンバーが増え4人になりました 4人になったことによって戦略の幅が広がったのもいいですし アクションオーダーによる連携は非常に爽快がありました

以外にクラウディアのアクションオーダーが強力だったかもしれません

前作の不満点に「アイテム」があまり使い道がないのがありましたが 今作ではある要素で戦闘では欠かせないものになっています 本当に楽しい戦闘でした

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何がすごいって あまりやり込み要素をやらない私はLVをトロコンするまで戦闘をやりこんだということですよ 

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必殺技が解放されるのはレベル50から もう少しは早くてもよかったと思いますが・・

個人的不満点

・敵シンボルが多すぎる レベル上げならまただしも普通に探索したい時は正直邪魔だし狭い遺跡の通路では 嫌でもエンカウントする なぜこんなに多く配置している意図が全くわかりませんでした

・よくも悪くも ライザってアトリエらしくないんですよね アトリエってこんなに

「冒険」をテーマにしたものではなかったはず どこにでもいる女の子が小さなことからコツコツやっていくのがアトリエではないのか

・アトリエがそういうものではないとわかってるのですが この特典

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こんなシーンはゲームにはありません

ライザは非常に肉感的な体をしてますが ゲーム中では全く「お色気要素」はありません 恐らくスタッフは意図的に 外してるのでしょうが自分にはかえって不自然に思えますこれだけムチムチした女の子が都会にきて 声さらかけられず 仲間達もライザの太ももに全くつっこみませんこの世界の男はどんだけ聖人なんですか じゃあこういう特典ってなんなの?のってユーザーをエロで釣ってるとしか思えないんですよ あと夏が舞台で1も2も 水着イベントがないしどうなってんだと

 

全体的に主人公続行というこれまでにない要素を絡めつつ 前作からの進化した

良作だと思います ライザのひと夏の冒険やってみませんか?