執事が姫(あるじ)を選ぶとき 感想

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 少し?気が強いお嬢様や女神のように優しいお嬢様など多くのお嬢様がいる中で、あなたは執事としてお仕えすることに。お嬢様からの我儘な命令を聞いたり、可愛いお願いを聞いたりと、どの姫(あるじ)にお仕えするかはあなた次第。気になる姫(あるじ)にお仕えし、主従の絆や信頼感、また恋を育み執事ライフを堪能しよう!

世界中のお嬢様たちが通う、私立桂ノ宮学園で執事特待生として編入した主人公椿尚弥とセレブのお嬢様たちの恋愛アドベンチャーです

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ヒロイン達は全員セレブのお嬢様であり その中でも学園トップクラスの人気を誇る

5人のバラ姫 サンクローゼスと呼ばれる姫たちから誰に仕えるのか選ぶことができます

全員から執事の指名を受けるので主人公勝ち組すぎでしょ 執事にとっては一人指名されることでも大変名誉なことなんですが 全員とか

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主人公は立場もあるので ヒロイン達に対しては執事として丁寧に会話します これはEDまで変わりませんね ちょっと立派な執事にならなくてはという気張りすぎてる気もしましたが

やがてヒロインと身分を越えて恋中になっていくのです

ストーリーはヒロイン達は魅力的で面白かったのですが ややご都合主義な所があります 執事とお嬢様は恋愛禁止なのですが 双方の親が認めればOKなのですが

今作のヒロインの身内は 一人は結婚相手は一般人に寛容な人がいて あっさり結婚を認められるルートもありました

もちろんそこまでに至るには様々な課題があります 正直言うと普通の学園生活とは全く違うセレブの世界に感情移入できるのかという不安はありましたが 主人公は思考は普通の男子高生と変わらないですし 貴族には貴族の苦労があるということで

結果的にはどのキャラクターも好きになってましたね

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気になったのはモブのお嬢様の立ち絵の使いまわしが本当に酷いです (上と下のお嬢様は別人です)これならない方が違和感がないような気もするのですが・・

薔薇姫(サンク・ローゼズ)

今作のヒロインである 5人のお嬢様です 攻略した順に紹介

真姫=ゴールド=ウィーンバーグ

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映画大女優と日本武道家の娘で 血筋によるお嬢様ではないのだが 日本の大和なでしこのような人で学園の人気も高い 最初は主人公を悪漢と勘違いして間接技をかけたりとちょっと天然な所がある

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ルートでは主人公と恋人になったばかり 少し浮かれた感じになってしまう

真姫ルートは人の「イメージ」がテーマになっていて 真姫のかっこいいイメージがお嬢様たちの中で崩れはじめてしまう それを受け入れつつ 彼女の新しい姿を回りに認めてもらえるのかというで その答えは母親のような女優になることでした あとこの娘ことあるごとに切腹で詫びようとするのだがそこまで武士にこだわらなくても・・

一乗寺 由良

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国の財閥の一人娘 イタズラが好きがことあるごとに 主人公を性的にからかう 困ったお嬢様 ルートでは主人公の恋人になれるのが 由良の父親の暴走が酷いんです

主人公との仲を認めないばかりに 学園にガードマンを配備して会わせないようにしたりあろうことか無理矢理由良を学園から連れ去ろうとしたりと ここまでするのかという強引な手段を取るのです 結果的には由良に寛容な祖父によって助けれるのだ

ご都合主義だが由良は「助けてくれる王子様はいない」と嘆いている時に主人公が助けにくるのは素直に感動しました

ベロニカ=ルーベンシュタット

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法王の血を引く母と大司祭の父を両親を持つお嬢様 彼女は「男性恐怖症」です

クラスの風紀委員をやっていて 規律を破ったお嬢様には厳しく接ししっかりしているように見えますが 男性相手だとたじたじになる なんでここまで男性が苦手なのか

説明はなかったのは気になりましたけど・・

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ルートでは男性恐怖症克服のため 由良から借りた本を参考にレッスンを行う

この本の内容がだんだん過激なものになっていて おかしいと思ったらなんと由良が間違って卑猥な本を渡していたというオチでした ルートでは一番あっさり終わった印象で個人的に一番好みだったのでそこは少し残念でした

桂ノ宮 沙耶

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学園副理事長と理事長の娘で 主人公が幼い頃仕えていたお嬢様

普段はクールな性格で生徒会長も務めるしっかり者に見えますが 主人公に対しては

妹のように甘えてきます 2重人格ではないかと思う位 そのギャップが可愛らしいのです そんな仲でも主人公は執事としての態度を崩すことはありませんけど

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ただルートがとにかくつっこみどころが多い

まず沙耶の母親の副理事長なんですけど 身分違いの恋を許さないのはよくわかります

学園を仕切る者としては 例外を作ってしまっては示しがつきません ですが

沙耶が熱を出したのを主人公の責任にする 

主人公が熱を出したのを主人公の自己管理になさだと言って 沙耶の執事になるのを禁止とさえしたりと 暴走します でどうしたかというと沙耶の父親は身分違いの恋にも寛容な方で自作自演で「学園のテロ」を行うのです なんとなくそんな気はしてたのですが沙耶を助けにきた主人公を見て 副理事長が娘の幸せを思い出して丸く収まります

強引すぎるハッピーエンドでしたが これ下手すると国の信用を失う所だったんですよね 

アメリア=ローズ=ブレッティンガム

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ブレッティンガ王国の王女 あらゆる才能を持つ完璧超人 優秀すぎて執事を使わないと思いきや主人公の事を気に入ってしまうのです 一国の姫ということでお嬢様より

結婚するというのはハードルが高いですが(結果的には婚約はするけど)

執事にも自分と同じ優秀さを求めるので とにかく厳しいのだ

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ルートでは 足をしゃぶる イスになる などSMプレイを見せられるのは笑ったですが不思議とアメリアに対して嫌悪感を感じないのは彼女の魅力だろうか

アメリアルートのテーマは「本気」であり一国の王女の執事になるは相当困難なことなのですが 何をしてもアメリアに仕える そんな主人公の覚悟が伝わるシナリオでした

最後のアメリアとの決闘しかり 最後は無事にアメリアの執事になれますが

将来主人公を夫にするためにいつか執事を解雇するという案は彼女らしいです

もちろん王室は黙ってないですが 将来必ず消すらしいのでちょっとビビりました

 

サブキャラ

ドリス

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作中 5人以外でモブではないお嬢様 お調子者で馬鹿っぽく 性格が正反対の

アメリアとは(いい意味で)犬猿の仲 あてくしって一人称初めて聞いたぞ

その破天荒な性格で周囲に迷惑をかけることもあるのですが 本心ではヒロイン達にかまってもらいたいだけなのではないでしょうか 私としてドリスルートも見たかった気もしますね

蔵之助

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主人公の親友で 同じ特待生なので主人公が作中たった一人タメ口で話せる人物でした

主人公の待遇にやきもきしつつも 冗談をよく言ったり 主人公の悩みに相談してあげたりとフォローが多くよいキャラした

執事として真面目すぎるためお嬢様たちから人気がなくあまり 指名を受けないらしいのですが 物語を見た感じドリスの執事になったと私は解釈しています

けっこうお似合いだったし

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「一般人」は登場せず 完全にセレブの世界のちょっと変わった学園恋愛ADVでしたね

お嬢様学校というのは 今の日本ではあり得ないことですがどのキャラクターも魅力的に描かれてたので満足できる物語でした