ライザのアトリエ2 失われた伝承と秘密の妖精 感想

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ライザのアトリエの続編です 前作の3年後の物語でライザと仲間達が再会し 新たな出会い別れを通じてまた一つ自分にとって「大切な何か」を見つける姿を描きます

シリーズ初の主人公続行

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これまでのアトリエシリーズは 同じ世界の物語を約3部作で展開していましたが

主人公は 弟子か後輩へ世代交代していたので 主人公続行はシリーズ初となります

(タイトル的にそういう構想だったのかなとは思いますが)ライザは人気がでましたが

主人公が同じなのは若干不安要素ではありましたが クリアしてみればそんなことはなく 今作もライザが主人公でよかったと思えるゲームでした

舞台は都会

今作でライザは依頼で王都へいくことになるのですが 王都の作りこみが鮮やかで驚きました 本当にクーケン島ってなーんにもない所だったんだと

ライザ達の再会と新しい出会い

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前作の主要キャラクターはほぼ全員登場します 性格などはあまり変化はしていませんが それぞれが自分の道を歩いているのがよかったですね 島の悪童と呼ばれていていたライザ達が大人へなっていくのは 感傷深いものがありました

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新キャラクターも ライザ達に自然に溶け込んでいます ライザ達の思い出話に若干

置いてけぼりになるのは気になりましたけど 個人的にはパトリツァアがお気に入り

タオに片思いしているのはちょっと妬いてしまいます

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クラウディアはライザへの愛が重くなってるような・・正直前作では印象に残らなかったんですよ 前作の冒険で彼女は完全に巻き込まれた形ででストーリー的に必要がないからだったのですが ちなみにライザ達の師匠にあたるあの二人も登場しますが

ほぼ別行動であり 大体のことはライザ達で解決しているので 彼らも成長したんだなと

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PTキャラクター以外にも多くの出会いがライザを待っています 都会でしかできない体験やお話でライザにとっても貴重な経験になったのではないかと
そしてロミィさんは準レギュラーになった

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そして一番の重要キャラクターは 妖精のフィーです

フィーは喋ることはできませんが 人間の言葉を理解して 元気に動き回る

とても可愛いマスコットだと思います

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本作の物語はライザとフィーの絆の物語なのではないでしょうか 共に暮らしていく

うちに ライザには母親のような母性が出てるような 微笑ましいシーンが多くあります

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仲間達にとってもフィーは家族のような大切な存在になっていきます ですがフィーはそもそも何なのか ライザの最後の選択はゲームをご覧ください きっと感動します

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前作では申し訳程度だったキャラクターエピソードとイベントが今作では非常に充実しています 真剣な会話や他愛のないおしゃべりとキャラクターをもっと好きになれるでしょう

冒険要素

今作では ライザ達の「冒険」という要素が詰め込まれていました

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今作のフィールドは高い所からとび降りれたり ロープでジャンプ移動と水中を自由に泳ぎまわれたり これまで ただ歩くだけしかなかったアトリエのフィールドに正当に進化させた印象を受けました とはいえマップが単調なことに変わりなく 逆に素材を集めたい時には不便に思えることも

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遺跡探索は 遺跡ダンジョン内の「カケラ」を集めて 羅針盤でひもといていく要素です そのカケラの中にも 物語があって解いていくたびに ライザが感想を言ってくれます これもプレイヤーがライザと一体となって 遺跡の謎を解いていく演出でしょうか

調合

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アトリエといえば調合である 今作ではなんと「錬金術レベル」は廃止されて レシピと素材があればすぐに調合できるのです これは主人公続行での不安要素であったのですが前作で錬金術の最高難易度である賢者の石を作ったライザが 調合レベルはどうなるのかと さすがにRPGということで戦闘でのレベルは戻されましたが 錬金術レベルは数字化させないという主人公続行だからこそできるアイディアですね

調合システムは前作と同じアイテムビルドですが 今作ではオート機能が非常に便利です(ただしレシピ変化は自分でやる必要があり)

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調合 または遺跡探索で得た「SP」を消費しスキルツリーを開放していきます

スキルツリーはレシピ 採取できる素材の品質向上なのど様々な恩恵があります

調合システムは全体的にマイルドになった感じですね

戦闘

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戦闘は前作と同様 オートで動くアクティブターンです 前作よりわかやすくなっており 控えメンバーが増え4人になりました 4人になったことによって戦略の幅が広がったのもいいですし アクションオーダーによる連携は非常に爽快がありました

以外にクラウディアのアクションオーダーが強力だったかもしれません

前作の不満点に「アイテム」があまり使い道がないのがありましたが 今作ではある要素で戦闘では欠かせないものになっています 本当に楽しい戦闘でした

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何がすごいって あまりやり込み要素をやらない私はLVをトロコンするまで戦闘をやりこんだということですよ 

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必殺技が解放されるのはレベル50から もう少しは早くてもよかったと思いますが・・

個人的不満点

・敵シンボルが多すぎる レベル上げならまただしも普通に探索したい時は正直邪魔だし狭い遺跡の通路では 嫌でもエンカウントする なぜこんなに多く配置している意図が全くわかりませんでした

・よくも悪くも ライザってアトリエらしくないんですよね アトリエってこんなに

「冒険」をテーマにしたものではなかったはず どこにでもいる女の子が小さなことからコツコツやっていくのがアトリエではないのか

・アトリエがそういうものではないとわかってるのですが この特典

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こんなシーンはゲームにはありません

ライザは非常に肉感的な体をしてますが ゲーム中では全く「お色気要素」はありません 恐らくスタッフは意図的に 外してるのでしょうが自分にはかえって不自然に思えますこれだけムチムチした女の子が都会にきて 声さらかけられず 仲間達もライザの太ももに全くつっこみませんこの世界の男はどんだけ聖人なんですか じゃあこういう特典ってなんなの?のってユーザーをエロで釣ってるとしか思えないんですよ あと夏が舞台で1も2も 水着イベントがないしどうなってんだと

 

全体的に主人公続行というこれまでにない要素を絡めつつ 前作からの進化した

良作だと思います ライザのひと夏の冒険やってみませんか?