龍が如く7外伝 名を消した男 感想

ストーリー

・かつて「堂島の龍」と呼ばれた伝説の元・極道 桐生一馬

 愛する者たちを守るため自ら死を偽装し大道寺一派のエージェントとして飼い殺しの日々を過ごしていた桐生だったかその静寂を破る存在が現れる 龍が如くシリーズの過去と未来を繋ぐ 語られざる新たな伝説が始まる

・今作は龍が如く7の裏側で起きていた出来事を桐生の視点で描く物語です 龍が如く6から桐生が何をしていたのか 細かく描かれいつもの龍が如くと比べるとメインストーリーは短めですがかなり濃密な内容となっており 外伝といえどかなり満足のいく内容になっていました

龍が如くシリーズの今後に大きくかかわるであろう「極道の解散」が穏便にいくはずもなく春日が奮闘していた裏でこんなことがあっていたのかと驚きましたし 桐生がなぜあの場所にいたのか 龍が如く7の大きな補完となっていました そして龍が如く8に繋がるラストで本作も8への大きな前座にすぎない・・と次回作への期待を大きくあげる作品でした

キャラクター

画像

龍が如くシリーズでお馴染みのの桐生が今作でも主人公となります

最近春日とか八神とか新しい主人公たちも板についてきましたけど やはりこのシリーズの顔ですね 私は龍が如くシリーズは7からはいり 後追いなんですけどやはり彼が主役だとしっくりくるものがあります 今作の桐生は自分で選んだ道とはいえどことなく人生が楽しくなそうな感じがありましたけど 今作のエンディングは彼のやってきたことが実を結んでいることがわかる感動的なものあり僕も泣いてしまいました

やはり桐生はどこまでもかっこいい男ですよね 恐らく最後(?)の戦いになるであろう8でどんな活躍をするのか楽しみです

画像

桐生の管理役の花輪 彼もいいキャラクターしてましたね 建前上は管理者ということでなれ合いもせず桐生と接していますがなんだかんで人間臭いやつだったし誰よりも桐生に気をかけている新しい相棒のような人物でした もしかして龍が如く5のあの人なんじゃないかと説がありますが・・僕もそう思っています

画像

情報屋の赤目 最初こそあんまり印象にないものの 彼女の信念とはすばらしいと思いますし まだ若いんでしょうけど あれだけのネットワークを持ってるのは脱帽します

かなり有能な味方でしたよね

画像

今作は敵サイドも魅力的でしたね 正直6のラスボスは小物すぎたのですが

狂気が最高の3代目西谷や画像の獅子堂はまさに王道の極道で 桐生とタイマンを張るのに十分な敵キャラクターだったと思います やはり極道でてっぺんをつかもうをしているのにその極道がなくなるんじゃ 冗談じゃないのはわかりますし ただの悪党として描かれないのもよかったです 獅子堂 もしかしたら歴代ラスボスで一番好きかも

・他にも個性的なサブキャラクターも多く登場します しかしよくネタがつきないよな・・

システム

画像

舞台は大阪とキャッスルと呼ばれる娯楽施設です マップ自体はそこまで広くないもののかなり密度の濃いものになっており 買い物ができるコンビニやキャバクラやゲームセンターや闘技場などメインストーリーそっちのけで遊んでしまうスポットが多数用意されています 正直こいういうの他のゲームも見習ってほしい

画像

今作のサイドストーリーやクエストは赤目ネットワークから依頼をうけることで観ることができる 赤目ネットワークは本作のやりこみ要素であり ゲームをやりこんで

ネットワークレベルを上げていくと特典アイテムや報酬がもらえらりします

画像

サイドストーリーはこれまでの物語の小ネタが多く懐かしいキャラも出てきたりシリーズをやってきた人ほどニヤリとするものが多い 得に桐生の尊敬する風間のお話はまだ桐生が風間の背中を追いかけているのが感動しました そしてなんとゲストとしてジャッジアイズのキャラとの共演(上の画像はジャッジアイズの海藤)もあり サブストーリーもよくできていると思う

画像

・他にもミニゲームの出来がこれで一つのゲームが作れるんじゃないかと完成度の高いものが多い 闘技場はサブストーリーなどで集めた仲間と集団戦で挑むことができる

バトルをより楽しみたいならここをやりこむにもあり

画像

戦闘は桐生を操作したアクションです いつもの桐生の戦闘スタイルである「応龍」と

様々なガジェットを使う「エージェント」の二つのスタイルを使い分けて戦います

まあこの戦闘システムいつもの龍が如くって感じで楽しいっちゃ楽しいんだけど 

ちょっとマンネリ化しているような気がします ガジェットを使うアイディアはよかったんだけどね 7でコマンドRPGになったのもちょっとわかる気がするんだよな

よくも悪くも代り映えしないし とはいえやはり桐生の戦い方は爽快なんですよね

これで公式で人を殺したことはないというのは無理がある暴れぶりには 目を引かれますよ

画像

今作はレベルの概念はありません お金を消費することでステータスを上げるものとなっています このシステムはちょっとどうなのかと思いましたけどゲームをやりこんでいれば案外お金が貯まるようになってるゲームなので パワーアップに積むことはあまりありませんでした

気になった点

やはり本作はシリーズをやっていないと ついていけない部分もあります

若干龍が如く7本編のネタバレのような場面もあるため なるべく7をやってからやるのをおすすめします 今作の桐生の葛藤もこれまでの積み重ねによるものがあるので・・

まとめ

ボリュームは少なめですが 質が高くかなり楽しめました この三か月後に龍が如く8が遊べるとか太っ腹すぎるでしょ・・そして今作で桐生の単独主人公の物語は終わりとされてますがどうなんでしょうね・・?

正直龍が如く維新極ががっかりする出来だったので今作でだいぶ見直しました

今か8が待ち遠しいです!