新サクラ大戦 感想

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大正桜に浪漫の嵐

やく14年ぶりのサクラ大戦の新作です 去年からの発表は誰も驚いたはず

藤島先生がキャラデザから外れたり 戦闘システムが変わったりと

発売前から色々不安があったものの悪くはない作品だった

少なくとも自分はそう思う

シナリオ

かつての栄光はなく 伝説の花組の一人 神崎すみれのおかげで なんとかやりくりしていた帝国歌劇団 花組の隊長になった神山誠十郎は 仲間と共に

帝都の平和を守る闘いと歌劇団の復興にいどむ話

とにかく序盤 新制帝国歌劇団は序盤は他の歌劇団から 馬鹿にされるのが目立ちます

そんなライバルたちにも まけず 主人公達ががんばっていく姿はよかったですね

賛否である部分ですけど キャラクター達がけっこう 声を上げて熱いセリフをしゃべるシーンがあるのですが そこまでにいく過程がけっこう強引なんですよね

あと主題歌アレンジが少々しつこい気がする

今作の敵サイドである降魔は完全に「悪」として描かれています

このご時世にここまで偽善懲悪なストーリーも珍しいので逆に新鮮に思えた

キャラクター

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神山誠十郎

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本作の主人公 基本真面目な性格だけど

前隊長の大神と違い コミカルな一面が多い 選択次第ではマヌケな行動をしたり

ムッツリスケベだったり 散々な目にあったりと色々笑わせてもらいました

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とはいえ サクラ達に対して本気で向き合ったり 個性的なサクラ達をうまくまとめたり隊長らしい主人公でした 「帝国歌劇団 出撃せよ!」のセリフはとにかく

毎回かっこよかったです

天宮さくら

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本作のメインヒロイン

伝説の花組の主軸であった 真宮寺さくらに憧れる少女

崩壊寸前の歌劇団でも 決してあきらめず 帝都を守りたいと想いは

歌劇団の仲間と神山の原動力となる

ただ喜怒哀楽が激しく 急に大声をだしたりするので

そこらへんからユーザーに反感を買ってると思われる

ただ彼女は何事に対しても本気で夢を叶えたいと熱意を感じるヒロインでした

自分は新しいサクラ大戦の看板にはとてもいいヒロインかと

クラリス

本を読むのが好きな少女で ある「強い力」を持っている

帝国歌劇団は当然 演劇もやるのだが 舞台の脚本はほとんど彼女

が書いているらしい

サブイベントでは小説のアイディアに関するイベントが多い

東雲 初穂

さくらの親友で 男まさりな性格をしているなぐ 気が強いので

選択肢によってはよく殴られるので注意

彼女の印象に残ってるシーンはやはりサクラとケンカするシーンでしょうか

女の子が女の子をグーパンで殴るのは衝撃だったが それぐらいサクラのことを想ってのことなんでしょうか

アナスタシア

歌劇団に助っ人みたいな形で入るトップスター

ミステリアスな大人の女性で 演劇の指導も本格的でライターはよく研究しているなと

しかしいくらなんでも巨乳すぎやしないかと’(神山も気にしているらしい)

望月 あざみ

個人的に推しの少女

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忍者で 素朴な喋り方をする少女 とにかく可愛いだよこの子!

神出鬼没で「にん!」と言って現れるのかわいいし

「里の掟 第O条・・」と言ってポーズをとるのもかわいい

これでも 銃弾をくないで弾き返したり 屋根を上れたり

身体能力は高い

 

神崎すみれ

 

 

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伝説の花組の一人で 現帝国歌劇団の支配人

全盛期と比べるとだいぶ丸くなっているが トップスターの誇りと威厳はいまでも失われず 「ある理由」で前歌劇団メンバーは彼女しか残っていないが

それでもいつか会えると希望を忘れてなかった

あとネタバレになるが 前シリーズのキャラクターは本当に彼女以外は出てこないので

期待している人は注意してほしい

システム

今作はADVパートと戦闘パート 大きく分けて2種類あります

 

ADV

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メインストーリーやサブイベントを進めたり ヒロインの好感度に関わる選択しも出てくる グラフィックが本当によく出来ていて SEGAの本気を見た

しかしもぬるぬる動くし

ただ任意セーブができないのが不便 オートセーブと各章節目ごとのポーズ画面しかできないのはどうかと思った

戦闘

今作は歴代のSRPGとうって変わり アクションとなる

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まあ私は 巨大ロボットがマス目つかったSRPGってあまり好感がもてないので

これはよいのだが やはりシステムが単調と言わざるえません

レベルアップやカスタマイズ 道具や素材集めも存在せず

ただ設定されている 操作方法を最後までやるだけ

今作は戦闘部分はつまらないと言われる理由もよくわかります

メインシナリオは機体の切り替えもできないので(やりこみとして変更できるモードはある) 戦略の幅も少ないというか

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他の歌劇団との闘いとなる 世界歌劇団大戦では

敵を倒してポイントを稼ぐ大戦になるのですが これも難しかった

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必殺技の演出は 早すぎず遅すぎずにかっこよく作られています

敵が多い時は これで逆転を狙ってましたね

 

 

あまり評判がよろしくないようですが 私が楽しめたのはサクラ大戦にそこまで思入れがなかったかもしれません

ただこの令和の時代にサクラ大戦の新作が出たこと自体すごいことだと思いませんか?

本当にもう作らないと思っていたので・・

リブートとして悪くはない作品だったのではないでしょうか

どうかこの新サクラ大戦もうまくシリーズ化してくれることを願います