約10年前に発売された ゼノブレイドの リマスター作品となります
プレイ時間は50時間 will版は未プレイなので 最後まで楽しめました
ストーリー
2柱の神の骸を舞台にし シュルクが機神兵など相手に 未来視(ビジョン)が見える
モナドを巡る物語です
この未来視はストーリーはもちろんのこと戦闘システムにも うまく取り込んでいました
とにかくシュルク達はピンチになることがとても多く ややご都合主義な展開もありましたがPTの絆が非常に強いためどんな困難にもめげることなく 旅をしてきたことは
好感がもてました
未来とは因果とは 終盤はお話のスケールが大きくなってきますが
最終的には元の日常を選ぶという選択は よくまとまっていますね
「少しずつ変わっていく それが進化と呼ぶなら 自分達は進化し続けている」
極端に自分の都合のよいように世界を変えようとするザンザのアンチテーゼですよね
2ではよくわからなかったクラウスの半身とはザンザのことだったもわかりすっきり
キャラクター
PTは7人 シュルク達は非常に仲が良く喧嘩も少なく団結力が高いです(とはいえ
世界観的に協力しなければ生き残れないのですが)
シュルク
本作の主人公 基本的に穏やかな性格だと感じますが どんな逆境も乗り越える
熱血漢な所も モナドによる未来視で様々な苦悩がありましたが
本人なり冷静に分析するあたり かなり賢いです ただ一人で抱えみすぎなので
もう少し回りに相談してほしかったですね 終盤はこれまでの人生がひっくりかえるような真実があってさすがにめげましたが アルヴィースや仲間達のおかけで
立ち直ります この時のシュルクはとにかく頼もしくて 正直レックスより好きです(笑
フィオルン
本作のヒロイン こんな尊い幼馴染がいるでしょうか 幼馴染ヒロインはRPGでは珍しくはないですが 彼女の場合は一度 悲しい別れがあったこらこそ シュルク プレイヤーが守ってやりたいヒロインになったのでは その癖 シュルクのためなら
捨て身になることが多く 観ていてヒヤヒヤする場面も
個人的に序盤退場はありです これが最初から最後までいるただの幼馴染だったら
印象に残らないキャラだったかも
しかし主人公とヒロインがそれぞれ「神の器」になってたのは運命じみたものがありますね
レビューでも言われることがありますが 確かにフィオルンに関しては都合が良すぎるのはあります 死んだと思ったら生きていた→機械化してました→ホムスに戻りました
でもこんなハッピーエンドもあっていいと思うんですよね この二人には幸せになってほしいので
ちなみに兄公認である
ライン
フィオルン シュルクの幼馴染 面倒見がよく 彼がいなかればシュルクも折れていたかもしれません 殺伐とした状況の中でも へたれることなく カルナにも喝をとばしたり頼りになる男でした 自分もこんな親友がほしかった・・リキのことを
最後までおっさんと呼ぶのはちょっと気になった
ダンバン
フィオルンの兄 歳はちょっと離れてますが シュルク ラインにとっても兄貴のような立場ですね PTの中でも風格のある大人として描かれていて(実際年長者ではないが)
PTの相談 まとめ役です いつもフィオルンのことを気にかけてましたけど
自分の幸せを考えたことはないのでしょうか
カルナ
コロニー6で防衛兵をやっていた ホムスの女性
面倒見のよいお姉さんでしたね勇ましい女性でしたが 身内のことになると取り乱す
一面もよかったです
ラインとの関係も好きで
どうなったのか描写はありませんでしたが 結ばれたと思います
リキ
ノポン族の中年(?) これでも一族では勇者と呼ばれてるらしいが・・
ぶっしゃけ言うと本作のストーリーでは あまり重要な立場ではなく マスコットのような印象をうける とはいえシリアスな本作でも癒しになった かわいいですからね
これも奥さんと子供がいる
メリア
本作のもう一人のヒロインで ハイエンターの皇女
彼女に関しては不幸の連続で 父と兄を失い 故郷のハイエンター達を
ほとんどザンザにテレシアに替えられりと苦難の連続でしたが シュルク達のおかけで
前へ進むことができました 88歳だがハイエンターの基準だとまだ少女なので
皇族の責務と普通の女の子の狭間で揺れ動いてる感じでしたね
シュルクのことは少なくとも好意は抱いてましたけど フィオルンがいるので
「かなわないな」はちょっと寂しくなった 彼女が活躍する「つながる未来」
も楽しみにしています
アルヴィース
PTではないが 一番印象に残ってる青年 おそらくザンザよりも高位次元の存在だったのでしょうけど 結局何者で目的は何だったのか・・自分にはよくわかりませんでした ただシュルクや世界を見守っていたのは確かで好きなキャラクターです
システム
戦闘はフィールド上にシームレスに移行し オート戦闘にアーツを組み合わせる形になります ゼノブレ2はアーツを出す条件がすこしシビアな所もありましたがこっちはガンガン出せます シュルクの場合はモナドを使い 様々な効果を発揮できます
まあほとんど「斬」しか使ってなかったですが
他にもキャラクターごとに戦闘スタイルにバリエーションがあるのも面白いですね
気になったのはエンカウントもしてない 敵が次々と増援でやってくる所でしょうか
体力が少ない所でぞろぞろやってくるのはキツイです
連携はボスなどに一気にダメージを与えるのに 非常に役に立ちます
アーツの組合わせによっては おもいがけないコンボをたたきこめたり
戦略性があります 後半はフィオルン大活躍でしたよ
フィールドは広く 絶景で思わず見入ってしまったほど 特にエルト海は幻想的な街が好きな自分にはたまりません 逆に機神界は殺風景であまり好きではなかったですね
しかし10年前に作られていたのが驚きです マップ移動は目印がついてるので
迷うことはないです
・クエストはほとんど お使い 討伐で印象にのこってせんが
街のキズナを増やすことで様々な恩恵を得られます
しかし自分としてはもっと仲間達でワイワイやってるようなサブイベントが
ほしかった所です(もちろんシュルク達にそんな余裕がないのは百も承知ですが)
総評
クリア後のタイトル画面 これはズルイ(泣き
他のゲームに浮気して クリアするのに2カ月もかかりましたが
最近ありがちな 変なひねりもなく 最後まで 真の通ったJRPGでした