ベヨネッタ オリジンズ  セレッサと迷子の悪魔 感想

今作はベヨネッタシリーズの外伝的な作品であり これまでのスタイリッシュアクションとは違う作品となっています プレイした感想としは システムが斬新で ベヨネッタの少女時代ということで 絵本のような世界観はかなり今作に合っており 隠れた名作だと感じます 大作RPGではないのですが 印象に残る挑戦的な作品だと思います

絵本のようなゲームデザイン

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まずベヨネッタシリーズって リアルよりのちょっと大人向けのゲームって印象なんですが今作は絵本のようなイラストで物語やUIなどが統一されています

物語もナレーションがはいり まるで絵本を子供に読み聞かせるように進みます

今作の雰囲気を出すのはこの演出はよかったのでしょうか もしこれがいつものリアル調だったら逆に印象に残らない作品になっていたかもしれません

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グラフィックもかなり色鮮やかで何度も言いますが絵本の世界をそのまま立体にしたようなデザインはすごく引き込まれました

魔女セレッサと悪魔チェシャの成長物語

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今作はベヨネッタシリーズの過去の時代を描いています まだベヨネッタがセレッサと呼ばれていた少女だった頃 囚われた母を救うため セレッサはお気に入りのぬいぐるみに憑依している悪魔チェシャと共に 邪悪な妖精たちの住む「アヴァロンの森」は冒険へでることになります

・この頃のセレッサはまだまだ未熟な魔女であり ちょっと臆病な性格でありますが

冒険を通じて魔女として成長していくことになります 

あのセレッサが どうやったらこんなスタイリッシュ魔女になるんだよww

と考えたら笑えてきますが 本作でいきなり大人になるわけではありませんが

「未来への片鱗」を見ることはできます ベヨネッタの人生においても今作の冒険は彼女の運命を大きく変えたと言っても過言ではありません

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そしてチェシャとの関係もよかったのではないでしょうか チェシャは不本意でセレッサについていってるだけで 最初こそはセレッサとの衝突も多かったのです 悪魔なので本来の性格は残忍ですが 少しずつセレッサのことを認めていき よいコンビになっていたと感じます あとチェシャは人間の言葉は話せないので ナレーションが言葉を翻訳しているのですが 本当にチェシャが喋ってるのかと思うほど「声色」を使い分けるのがうまかったです

それぞれのスティックで それぞれのキャラを動かす 変わったゲームシステム

今作はアヴァロンの森を セレッサとチェシャを操作しながら進むのですが 今作の最大の注目点である 左スティックでベヨネッタ 右スティックでチャシャを動かすというちょっと変わった操作性となっています 左と右で別々のキャラを動かし ベヨネッタは魔術でのサポート チャシャはオブジェの破壊や移動などを使えます

この謎ときが意外に楽しく どこのエリアでも様々なギミックが用意されています

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戦闘はチェシャが主に攻撃に入り セレッサは敵を封じ込めるなどサポートに回ります

ほとんどチェシャがメインになると思いますが 本作はスキルツリーなどで能力を強化でき 様々な連携を出せるようになります 意外に出ごたえがありますのでボス戦では

敵の攻撃パターンを先読みしないと苦戦しました

気になった点

・いつものスタイリッシュアクションのベヨネッタとは別物なので注意

しかしセレッサももうちょっと攻撃魔法を覚えた方がよかったんじゃないかと思いますけど・・でも彼女って未来のことを考えると本当に強くなったんですね

・操作性のことを述べましたがやはり難しい!

やはり同時に別々のキャラクターを動かすということは 「二つのことを同時に考える」ことに等しく 僕の脳はバグを起こしてしまい すぐ操作を間違えました 斬新で面白くはありましたが 最後まで慣れなかったかもしれません 謎解きの時は慎重にできますが 戦闘じゃもう操作はめちゃくちゃだったと記憶しています

でも けっこう楽しいので 嫌悪感とかはなかったですね

まとめ

挑戦的な外伝作品であり いつものベヨネッタとは違いますが 終わってみればやってよかったと思える楽しい作品でした

DLCもいつかやりますかね