フェイト サムライレムナント 感想

フェイトシリーズ 最新作であり江戸を舞台にしたアクションRPGです

僕はフェイトシリーズはアニメのステイナイトとフェイトゼロを視聴しています

このゲームは去年発売であり「和風フェイト」ということでそれなりに興味はあったのですが去年の本命だったイース10と同日発売だったこともあり秋のゲーム大豊作に埋もれなんだかんだで後回しになってしまいました プレイした感想としてはかなり面白かったですもし 去年にプレイしていれば間違いなく2023年のベスト5であろう作品でした

江戸をかける聖杯戦争

乱世から数年後 平穏を取り戻しつつあった日ノ本で 浅草に住む青年 宮本武蔵の弟子である宮本伊織は 七人のマスターと七の騎士による殺し合い「盈月の儀」に

サーヴァント「セイバー」のマスターとなり 願いを叶える器を最後の一組になるまでの戦いつづける聖杯戦争に巻き込まれていくというストーリー

・ストーリーとしてはさすがフェイトシリーズということもありかなり面白かったです

まさか江戸時代と聖杯戦争がこんなにマッチするとは 怪異、サムライ 呪い 陰陽師など和風ファンタジーが好きな自分としては設定だけでもワクワクするものばかりでした

・各マスターとサーヴァント陣営にそれぞれ思惑があり 時には協力し時には敵対し

たりなどキャラクター達の駆け引きも見所でした だからこそ後半で物語から脱落していくキャラ達を見て寂しくなったり なんだかんだで皆好きになったんだなと感じています

・そして今作のキャッチコピーの「君の願いを切り捨てる」と「伊織は生まれた時代を間違えた」という意味深げなセリフが回収される 真のエンディングは衝撃でした

これまでの物語がひっくりかえるが そうだったのか!と納得するものであり 非常に奥深いストーリーだったなとクリア後感傷深いものがありました

キャラクター

今作は登場人物が多いほうで えいげつの参加者やはぐれサーヴァントなど 印象的なキャラクターが多い 中には生存ルートと死亡ルートがあるキャラクターもいます

宮本武蔵の弟子である 本作の主人公 宮本伊織

伊織は冷静沈着で洞察力もあり現代の若者にはいないであろう「武人」でした

どんな状況であれ臆することなく 冷静に対応するのは素直にかっこいいと思える主人公でしたね

しかし今作の聖杯戦争の参加者の中では弱いほうでセイバーと共に強く成長していくのはフェイトステイナイトを連想させるものでした

・それだけに真EDの彼の「真意」には驚かされるばかりです

伊織のサーヴァント セイバー (ちなみに去年の年末番組に真名をネタバレされた)

彼(彼女?)も冷静な性格ですが かなり天然な所もあって現世に非常に好奇心旺盛で伊織を困らせることもしばしば それでも 伊織とセイバーは阿吽の呼吸のあったよいコンビでしたね

セイバーは伊織が冷や汗をかく程の大食いである

一番私がお気に入りなのが伊織の師匠で サーヴァントの宮本武蔵です

正確には「平行世界」の別人なのですが(伊織の師匠は男ですでに故人です) 

彼女の豪快な性格はとても惹かれるものがありました

・最初こそ平行世界の師匠なのに どちらも伊織も武蔵も同一人物のように接しているのに違和感がありましたけど それでも「別れ」のイベントはたとえ違う世界の別人でも師弟の絆を感じさせるものがありました

他にもえいげつの儀の参加者ではない はぐれサーヴァントも多く登場します ストーリーが進むにつれ 時に伊織に協力してくれたり 今作はいわゆる「サブストーリー」もあるのですが サーヴァント達の掘り下げをするかなり重要なイベントだと思うのでなるべくスルーしないようしました すすめないと仲間にならないやつもいるし

伊織の義妹のカヤ 兄の伊織が大好きな天真爛漫な女の子で 登場からすごく好み!

と思っていました ですがこのフェイトシリーズって主人公の身内はろくな目に合わないので ヒヤヒヤしながらみてましたよ・・

コーエテクモのノウハウを生かしたバトルシステム

コエーテクモといえば「無双」シリーズですが 今作がそのノウハウを生かしたアクションとなっています といっても無双はできません 敵はそれなり強くボス戦などはゴリ押しは通用しないでしょう

バトルは基本的に伊織を操作し サポートにサーヴァントがいるのが基本です

伊織は 火 水 風 土 空 の5つの型を使いそれぞれ特徴的なスタイルを使うことができます ゲージをためるとサーヴァントを時間制限がありますが操作できます

サーヴァントは伊織よりはるかに強い技を出せますし 設定的にも人間よりはるかに強いんだなと実感できますね 今作は「ガード」の概念がないので敵の攻撃はひたすら回避するしかないですが 回避に成功するとカウンターをできたりするので気持ちよく戦闘ができました

サーヴァントだけを動かせるパートもけっこうあって 得に宮本武蔵は肌でその強さを実感できるアクションスタイルでした(逆に伊織だけを操作するパートもある)

今作の戦闘はいかに伊織とサーヴァントの連携を繋げることですかね

必殺技の演出は少し長いが かっこいいので見ごたえあり

成長システムも伊織とサーヴァントと共にスキルツリー これもアクションRPGとしては王道ですがこういうのが一番わかりやすくていいと思う

気になった点

マップは様々な江戸の町が出てくるがそこまで 作り込まれてなくあまり見ごたえがないように思えます あと入口からお店までが遠すぎる

霊脈争奪戦が面倒

いわゆるシュミレーヨンパートで キャラクターを操作しマス目を埋めていって敵とエンカウントしたらバトルするんだけど 「行動制限」があってこれを超えるとゲームオーバーする アクションRPGでこういうのはいりません それでもクリアしないと進めないのが嫌でした 難易度はそこまで高くないのですが・・

敵が硬すぎる

今作のボスはいわゆる「シールドゲージ」みないなものがあってこれを削りきらないと

ダメージが入らないのですがこれいる? はっきりいって攻撃しているのに「カキーン」って音がするのが本当にイライラするし 戦闘の爽快感を欠くレベルなんですけど

最近のアクションってなぜかこういう使用が多すぎるきがします

まとめ

フェイトシリーズを知らなくても十分楽しめますし ひさしぶりにストーリーの印象が残るゲームをやったと思いました もし次に家庭用ゲームにフェイトの新作が出たら買います