イースX ノーディクス 感想

イースX -NORDICS(ノーディクス)- | 日本ファルコム - Falcom

日本ファルコムの看板タイトル アクションRPGの最新ナンバリングダイトルです

このシリーズもとうとう2ケタまでいきましたね(外伝を含めるとうにこえてますが)

本作発表された時からいや・・ 発表される前から楽しみにしていたと言っても楽しみにしていたと言っても過言ではありません 前作イース9が面白かったのでイース10はどんな冒険なるのかとアドル同様 ワクワクしてました まさか4年待つことになるとは思いませんでしたが・・今年一番楽しみに待っていた かいがあったRPGでした!

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イースシリーズは 冒険家アドルの旅をプレイヤーが追体験するゲームで今作の時系列はイース2とセルセタの間の物語となります 大人びたイース9のアドルから一気に時系列を遡りまだ少年らしさの残るキャラデザとなっています アドルは半分プレイヤーで自発的にしゃべらない(戦闘の掛け合いや細かい所にボイスは入る)ですがグラフィックがよくなって表情豊かになりましたね 本作はアドルの若い頃の話ですがストーリーに歴代作品繋がりはないので 今作はしっかり最後まで話は完結します

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本作の舞台は 無数の島々が存在する北の海 オベリア湾です

都市が舞台だったからか閉鎖的だったイース9からコンセプトを変え 大海原を舞台にした壮大な物語となります ストーリーはセルセタに向かう途中だったアドルが

バルタ水軍と呼ばれる海賊の頭領(の娘)カージャと運命的な出会いを果たし

ある事情でバラバラになった港町カルナックの住民たちをさがしながら サンドラス号を拠点とし冒険の旅にでます

・ストーリーの感想としては面白かったです 王道の海洋冒険記で メインストーリーを追うだけなら20時間でファルコムにしては短めですが リラや人々を襲う怪物クリーガーの謎や魅力的なキャラクターの過去など しっかり続きの気になるストーリーで

非常にテンポがよく(去年の黎の軌跡2が最悪だった)感動する物語でした

そしてEDのセルセタへ繋がるサプライズもよかったです

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今作も様々なキャラクターが登場しますが やはり少年団の友情がよかったですね

彼らはアドルとおない年の少年少女で PTキャラではないが物語にしっかり関わっていて彼らも様々な事情を抱えておりサブキャラクターとは思えないほど愛着がわきました

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少年団の中ではロザリンドが好きでしたね おしとやかそうな少女だったのに実はお転婆娘だった時はそのギャップに惹かれました!

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そして今作を語るにかかせないのは ヒロインであるカージャ・バルタ

イースXは7~9まであったPT制が廃止され プレイヤーキャラはアドルとカージャのみとなっています しかしだからこそこの2人の特別な相棒感を感じるストーリーだったと思います

イースシリーズでは珍しい男勝りの口調のヒロイン 最初はなりゆきで「盾の兄弟」になったのですが段々アドルを心を開いていき 意外な一面を見せるようになります

そして後半の衝撃の真実に心ぐるしくなりましたがそれでも立ち上がっていく彼女には心うたれました 僕の中ではもうイース8のダーナに並ぶほどのヒロインだと思います

なんかアドルって60歳になって北にいって行方不明になったらしいけど

僕はカージャに会いにいったのではないかと信じています もうじいさん ばあさんなんだろうけど なんフラグっぽいのがあるんだよな・・

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今作の敵サイドである グリーガーも不気味な存在として描かれ 悪役として物語を盛り上げてくれましたね グリーガーは「マナ使い」しか倒すことができず厄介な存在で

敵幹部のヨルズは残忍な性格ですが 僕こういう女幹部好きなんだよな

・ラスボスは意外な人でしたが 本作のテーマを考えると納得のいく人物でした

しっかり伏線も張っていたしね

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次はシステム周りから

今作はサンドラス号を操作し大海原を冒険することになります 乗り物にのって移動するのは昔懐かしい感じで広い世界を旅している感があり気持ちよかったです

数多くの島々が存在し どんな島が待ってるか楽しい探索でした

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海の探索中 グリーガーの船と戦闘になることになります これを海戦と呼びます

このシステム自体がイースシリーズから逸脱しており最初は不安でしたが 船体を強化していくごとに強力な砲弾を出せるようになっていくのでゲームを進めるとなかなか面白くなっていきました

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今作のバトルはアドルとカージャを操作するアクションです ソロモードは一人でアクションを出し コンビモードはアドルとカージャが連携・合体技を出します

イース8,9から大きくアクションの流れが変わっており今作は8、9のような

「ゴリ押し」で勝つことができなくなっており 戦略的にも考えながら戦わなくてはいけません なんでもファルコムは「ソウルライク」なアクションを目指したらしく

最初は前作との違いに戸惑いましたが 慣れれば面白くやはりイースシリーズのアクションは最高でしたね ただ今後こういうシステムがでるのかなぁ 正直カージャ以外のキャラとはやってほしくないような気がする

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探索に必要なマナアクション これに関しては探索用のシステムという感じで得に印象はないが 終盤までガンガン新しいものを覚えていくのはよくネタ切れしないなとは思う

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人物図鑑はキャラやストーリーの見直しや確認に読み応えあり

あと今作は話かけたモブに「既読」アイコンがつくので キャラに全部話しかけたい人には便利(なんでこれ軌跡で使わないんだよ)

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軌跡ではもうお馴染みですが イースにもしっかり釣りがあります

こんな所で釣りするのかよ!とつっこみたくなる場所もあります

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こっから気になった点

まあプレイヤーキャラが2人だけってのはやはり寂しいものがありました・・

今作はアドルとカージャの物語ですので納得はしてますが ここ数年多くのパーティキャラクターのゲームを出したファルコムをやってるとなんだか寂しい

RPGで操作できる仲間キャラが増えてこないのは珍しいことではないですが

やはり僕は色んなキャラを操作したかったし 9のパーティーバトルの進化を見たかった気がします 今作は面白かったですけどね

・ネットでも言われてることですが 船の移動が遅すぎます 今作はほとんど海洋移動がメインなのに あの遅さはプレイ時間の水増しなのでしょうか 船体の強化で早くはなるのですが あれが探索のモチベーションを下げることを製作側はわかってほしい

あとファルコムは乗り物移動を作るのが下手くそだと思ってる

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今作は多くの島々を出さなくてはいけないせいか 一つ一つのダンジョンが短く簡略化されているように感じました うーんやはり船よりキャラクターを動かして探索していんだけどなぇ あと全体的の今作は軌跡に比べるとボリュームが足りないような

まとめ

これぞJRPGという感じのゲームで この手のゲームって僕は一か月はかかるんですが

一週間でクリアしたのも 本当に面白いゲームだったからです

ストーリーだけなら イース最高傑作だと思ってます

しかし来年のファルコム やはり黎の軌跡3なのでしょうか

でも完全新作も流れてるしな・・とりあえず 12月にあるであろう株主総会楽しみにしています