スターオーシャン6 感想

スターオーシャン 6 THE DIVINE FORCE | SQUARE ENIX

SFとファンタジーが組み合わせたRPGで星の海の物語を描いた 約6年ぶりのナンバリングタイトルです まず6が出ること自体が驚きでした 前作の評価が最悪レベルで低いことや そのあと数年シリーズを支えたアナムネシスがサービス終了し 星海祭など

特番やイベントもやらなくなってしまい このシリーズは本当に終了なのではないかという不安がありました そんなとき いきなり発表されたスターオーシャン6です

発表された時から楽しみで発売を心待ちにしていました(まあ結局1年まちましたが・・) ふたを開ければ前作とはなんだったのかと思う良作でスターオーシャン愛を感じるRPGでした ゼノブレイド3がなければ今年一番のRPGだったかもしれない

気になった点はまとめて紹介します

ストーリー

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輸送艦の艦長レイモンドが荷物を運んでいる途中 銀河連邦アストリアの襲撃を受け

辺境の未開拓惑星アスター4号星へ不時着し そこでオーディアス王国第一王女レティシアと出会い レティシアは国を救うため レイモンドは仲間を探すために協力することになります それは銀河に新たな歴史を刻む出会いでした

・これまでのシリーズのパターンどおり SFと中世ファンタジーが混ざった世界観で壮大な物語が展開します今回はかなり ストーリーが面白かったです シナリオライターラノベ作家であるプロの方をつかってるので前作で気になっていてキャラの言動や行動に違和感もなくプレイヤーがつっこみたい所もつっこんでいて 丁寧に描いてあると思います SO3の時のような衝撃はちょっと少ないですが これまでのシリーズのオマージュもありスターオーシャン愛を感じる物語で最後までやってよかったと思えるストーリーでした

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・前半は王国と帝国の対立を描いた王道ファンタジーですが 後半は舞台は宇宙へと飛び出し銀河全体を守る戦いになります かなり後半は哲学的な話が出てきて難しいと思いますが 4の時も思いましたが 人類の進化に考えさせられました

・こちらも前作で気になっていた演出も進化し ちゃんと宇宙空間のバトルを描いていて どのイベントシーンも手抜きがなかったのもよかったです

というわけでストーリーは気になる点はあるのですが・・シリーズでも最高の評価をつけています

システム・バトル

システムはこれまでのシリーズを継承しつつ 全く別物へとなったものもあり

新鮮な気持ちでプレイできました

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今作のフィールドはオープンワールドではないですが かなり広く作られていて背景も綺麗でつくられており 歩いてるだけでワクワクするような作りになっています

キャラクターは常にDUMAと呼ばれる機械を歩き このDUMAを使い空を移動するのがとにかく楽しくて快適でした! まさか建物の上にのばれたりするし 移動にも便利でしたし発売前から気になっていた要素なのですが 期待以上でしたね

・成長システムは スキルツリーというわかりやすいものになりました これまでは

ロールなどあまり好きではなかったのでこれはよい路線変更です かなり多くのスキルがありますが 戦闘中移動するだけで回復できる「レトルヒール」がすすめです

なんというか今回回復呪文は乏しいと思ったからな・・

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バトルはシームレスにエンカウントするアクションバトルになります 従来の戦闘システムと大きく変わっており 前作のクソみたいな3すくみ・PT全員参加をあっさり廃止

したのは驚きでしたね バトルは爽快感をウリにしていることもあり かなりスピーディでやりごたえのあるものになっています TPの概念なくAP制なので何度でも技が出せて キャラクターごとにも攻撃方法が違うので色々キャラを変えて操作するのも楽しかったです 基本主人公しか操作しない私が ほとんどのキャラクターを使って戦ってました 

・そして今作はDUMAを使って先制攻撃も可能である DUMAを使った空中戦も可能です このAPとDUMAをうまく使い分けるの戦闘のコツです

・しかし今作のボスもかなり強敵ぞろいでしたね・・しっかり装備とスキルを上げとかないとあっさり全滅するのもよくありました

・他にもバーニィ集め ミニゲーム サブイベント アイテムクリエイションなど

シリーズおなじみのおまけ要素もあります

キャラクター

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今回のPTキャラクターは シナリオが丁寧ということもあり 皆魅力的なキャラクターに描かれてました ちょっと後半空気なキャラもいますし ミダスはちょっととがってますけど彼の過去を思えば仕方ないですし 基本常識人の集まりなので安心してみれるPTですね ただお互いの文明に関して理解がありすぎるような気もする

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今作の男主人公 レイモンド これまで主人公にはいなかったタイプですよね レイモンドは誰とでも仲良くなれるようなきさくな兄貴として描かれており面倒見もよく

賢い判断もできる頼れる男と描かれています 前作の主人公フィデルも成人ですけど

大人しすぎて印象に残らないという欠点があったのですがレイモンドは 位の高い人や

敵サイドにもがんがん自分の意見を言うので 全く空気になることはなく 今作のストーリーではレイモンドが主人公でよかったと思います

レティリアとは対等なパートナーという感じいいコンビでしたね そしてレイモンドは

連邦を嫌っているのであっさり自分が星の世界からきたと明かしたのも驚きですよね・・ だってあそこまで躊躇なく未開拓惑星に身の上明かしたやつシリーズ初だよ

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女性主人公 レティシア 

王女らしい誇り高い女性ですが 可愛い一面もあって好感がもてました

国の情勢や身内に裏切りにも 折れることもなく最後まで信念の通ったたくましい少女でしたね 今作のアスター4号星のキャラクターはレティシアの身内が多く 彼女の境遇にも感情移入しやすいのではないでしょうか レイモンドのことを尊敬しつつも

終盤では戦友のような関係でしたね

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そして今回もでました ウェルチ! 5と同じくアイテムリクエイション関係のサブイベントのみの登場ですが やはり可愛いんだよなこの娘

そろそろメインPTとして仲間に入ってくれないんだろうか もったいない・・

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今作のケニー一族のマリエルです 登場が中盤以降なのがちょっと残念ですけど

彼女の正義はケニー一族の血を感じるものがありました 物語が急展開からの登場なのであまり女性らしい一面が見られる所はなかったのは残念ですが 今作の押しですね

今作はケニーに関してシリーズを知ってるとニヤリとする場面もあるのでお楽しみに

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正直好きではないのですが 今作は敵キャラクターもインパクトがあるように描かれてました(前作とか全然覚えてないからな) 彼にも事情があって対立することになるのですがじつはあの人がラスボスになるとは思ってなかったんだよな・・

気になった点

・やはり キャラモデルがちょっと残念なきがします まあ途中でなれるんだけど

なんでこのシリーズでアニメ調とリアルを中途半端な混ぜるんだろう?

4よりはマシなんですけどどうしても人形ぽい・・

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ルキア様は美しいんだけどね

・これ PTが離脱するたびに アクセサリーが外れるんですけど これミスなのか使用なのか 不便極まりないです ファミコン時代のRPGじゃないんだからここはちゃんと

調整してほしかったな・・

・これで一番心配なんだけど トライエース大丈夫か? なんかSO6発売以前から

大赤字だったらしいんだけど・・これマジでつぶれるとかないですよね??

せっかく今作で評価を巻き返せそうなので これでスターオーシャン終了とか悲しすぎますよ まあ前作で色々信用を失ったのはわかりますが どうかこのシリーズを続けてください 出るとしても6年後でしょうけどね

まとめ

・前作の不満点が大きく改善されており スタッフのスターオーシャンへの敬意を感じるRPGでした 細かい不満点はあるものの 良質な王道RPGを作ったことに関して評価したいです できればシリーズ復活の狼煙になればいいですよね