ソウルハッカーズ2 感想 

ソウルハッカーズ2』8/25発売決定! - 電撃オンライン

ペルソナ・女神転生のアトラスがおくる ソウルハッカーズの25年ぶりの続編です

実は本作の前に前作をやりたかったのですが なにぶんどこの中古ショップにも売っておらずとうとう購入することはできず 前作との比較はできません

しかしおそらくですが前作との繋がりほとんどなく完全新作RPGとして楽しめる作品です まあペルソナのような大ボリュームを期待すると肩透かしをくらうボリュームだと思いますが ひさびさにPSでがっつりRPGをやりこんだようなきがします

クリア時間は31時間でした 20時間で終わるとネットで騒がれてましたけど たぶん難易度イージーでやりこみ要素をほとんどやっていないのではないでしょうか

ストーリー


21世紀中ごろ 世界を裏から人知れず支える悪魔召喚士(デビルサマナー)と呼ばれる人々がいる世界で 世界を見守る存在「AION」がいた そんなテクノロジーが生まれたリンゴとフィグは予知された世界の終焉を回避すつために デビルサマナー達と出会い破滅の危機へ立ち向かっていく

・まず私はデビルサマナーシリーズはやっていないのですが ペルソナとも女神転生とも全く別のサイバーパンクな世界観に引き込まれました本作ではペルソナで見た悪魔たちが多く登場し親近感もありつつ新鮮な気持ちでプレイできました

・ストーリーの感想としては普通としか言えないかなぁ 面白くないというわけではない 本当キャラクターや世界観はいいんですけど なんというか全体的にあっさりテイストでサクサク物語が進みすぎてるというか 主要人物にもそれぞれ因縁の相手がいるのですが どうもさっくり決着がついてしまったなぁと感じです

専門用語も多く登場人物たちが何を話してるのかよくわからないことも

とはいえ綺麗にまとまったストーリーでしたし前作をやってなくても十分楽しめるのは評価したいです

キャラクター

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主要人物はaionである主人公のリンゴとフィグ デビルサマナーの5人です フィグはチームのサポート的にポジションですので戦闘に参加するのは4人です

利害の一致で組んでるアウトローなチームですが 全員大人の対応で距離感を保ってるのがうまく(ミレディはちょっとつっかかってますけど)好感が持てるチームでした ただ5人はちょっと少なく感じました ただ彼らがなぜ戦っているか何を悩んでるかストーリーが短い方の今作でしっかり掘り下げがあったのも人数が少ないからかなぁ

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主人公のリンゴはいわゆるシンギュラリティ的なテクノロジーから生まれた存在で人間ではありませんが非常に

人間くさい性格で 明るいですが知的な所もあってうまくチームのリーダーシップをとっていたと思います リンゴはゲーム開始に生まれたので「過去」がなく掘り下げるのが難しいのではないかと思いましたが 人間の世界にきたばかりだからこそ リンゴの設定は物語とマッチしていたと思います

サイゾーは「テイルズオブゼスティリア」のデゼルに似てますが 性格はザビーダです 恋人のアッシュも可愛かったです

・今作の敵サイドも信念があって戦っており単なる偽善懲悪ではなかったのもよかったです ただ上でも触れましたがなんだかあっさり決着がつくので残念です

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もうひとりのaionであるフィグもいいキャラでした フィグはチームのサポートとして支えてくれて 子供っぽいリンゴとは違い大人な女性ですが 堅苦しいことはなく

普通におしゃべりしたり リンゴともいいコンビだったと思います しかし終盤あのようなことになるとは・・

システム

全体的にはペルソナと女神転生のおなじみのシステムを簡単に凝縮したような印象です

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デビルサマナーは悪魔を従える召喚士です 今作は「仲魔」を自由に扱えることが大きく戦闘を左右します おなじみの「悪魔合体」もあり 組み合わせによって強力な悪魔を生み出すことができます この組み合わせかなり悩みますよね 強力でも好みでない

「仲魔」をちょっとうーんとなるもの

 

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仲魔はフィールドに徘徊しており 話しかけることのよって アイテムをもらえたり新しい仲魔と交渉できる 交渉自体はHPかMP アイテムを差し出すくらいで ペルソナシリーズに比べるとかなりマイルドにされていました 味気ない感じではありますが

私とはしてはこれくらいわかりやすい方がいいような気がします

・ショップや武器強化店などはメニュー画面から自由に移動できます

多くのクエストもありますが サブイベントといよりお使いばかりでちょっと味気ないかもしれません

 

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フィールドはリンゴを操作し 探索を進めることになります このフィールド探索についてちょっと不満があります とにかく移動が遅すぎる!!

初めにプレイしたときダッシュ機能もなくてびっくりしました このゲームはフィールドの移動に時間がかかってると言っても過言ではありません フィールド自体もけっこう複雑な所もあって移動が遅いせいで何時間もダンジョンをさまようはめになることも・・これテストプレイで誰もつっこまなかったのか?と思うくらい酷い
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任意でいけるキャラクター達の深層世界であるソウルマトリクスですが キャラクターの好感度やメインストーリーを進めないと先に進めない仕組みになっています

進めるとキャラクター達のもっと深い掘り下げを見ることができます

ただ上の画面のようにどれもこのような形であり キャラごとに個性を出してほしかったです




 

バトル

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戦闘はオーソドックスなコマンドRPGとなり キャラクターに装備した「仲魔」のスキルを使い 敵の弱点属性をつくと「サバト」とよばれるゲージがたまり リンゴが一斉攻撃してくれます ペルソナとの違いは4人のキャラクターに自由に仲魔を装備できます つまりペルソナのように主人公にも複数使える・・という制限がないのです

このおかげで戦闘の幅が広がります ストーリーを進めると常に新しい悪魔が出てくる

ので最後まで飽きることなくプレイできました

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ただ今作の戦闘 悪魔の存在感があまりありません・・ 召喚ではなく悪魔のスキルを使って戦うので じゃあこれ悪魔別にいらなくね? 戦闘で仲魔が出てくるのはこの一斉攻撃の演出のみであり 召喚という形なら一緒に戦ってる感はあったのですが

どうも悪魔召喚士とは何かわかりずらいです

まとめ

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アトラスの新しい挑戦作と考えれば十分楽しいRPGではないでしょうか 私も大画面でRPGをプレイしたのは久しぶりで(スイッチは主に携帯機モードでやってる)エンディングまで楽しくやれました

前回やったRPGゼノブレイド3だったため どうしても見劣りしてしまうのは残念ではあったのですが(あの超大作と比べても仕方ないが)良作であるといえます

しかし前作のファンからすれば こんなのソウルハッカーじゃない!という意見もわかりますけどね 私は前作に思いれがないだけかもしれませんが