月姫 A piece of blue glass moon- 感想

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人気ビジュアルノベルゲームのフルリメイク

本作は2000年ごろ 同人サークルTYPE-MOON

から発売された ノベルゲーム「月姫」のリメイク作品です キャラデザの変更や

舞台設定を現代にし フルボイス・新キャラクターを追加した リメイク版です

公式から徹底的なネタバレ禁止がされており(スクショ・動画配信ができないなど)

本記事でも大きなネタバレはない程度で感想を書いています 実は原作はやったことがなく完全初見でかなり楽しめました

あらすじ

物語の主人公である遠野志貴は、幼い頃に一度死にかけた後、「モノ」の壊れやすい部分を黒い線として捉えることのできる特別な眼「直死の魔眼」を持つようになった。その能力を持つ負担に苦しんでいたときに、偶然出会った女性からたしなめられ、その眼の力を封じる眼鏡を受け取ったおかげで、外見上、普通の少年として平凡な生活を送ることができた。

しかし、子供の頃から預けられていた親戚の家から、実家に帰ることが決まった頃と時を同じくして起きる、全身の血液を抜かれて人が殺されていく連続猟奇殺人事件が、志貴の生活を非日常へと急激に変化させてゆくこととなる。

 

感想

・序盤こそ そこまで面白くないかなぁと思ってました 物語序盤は主人公の幼少期から始まるのですが 一気に時間がとび 実家に戻ることになるのですが 慣れない上流階級の暮らしに主人公同様 見てて疲れるのですが

金髪の美しい吸血鬼 アルクェイドとの出会いから物語がしり上がりに面白くなります

吸血鬼・怪異との闘いは 中二病である自分にはかなり見ごたえがありました

これほど続きがきになるADVはシュタンズゲート以来だったのではないでしょうか

 

・主人公は 過去の出来事や「直視の魔眼」によって死生観が一般人とずれてますが

基本は常識人です ある特別なメガのおかけでなんとか普通に暮らしてますが

急に「こいつどうしたんだ??」と突発的な思考・行動をとることがあり プレイヤーにとっても油断できないキャラクターとなりました

戦闘シーンではこれまで一般人だったとは思えないほどの戦いぶりをします

まず敵を殺すことに全く同様せず 「直視の魔眼」を駆使し 判断も冷静です

特に最後の覚醒シーンはしびれました

・ヒロインは 吸血鬼のアルクェイド 学校の先輩のシエル

で2人のルートがあります ネタバレになるので多くのことを話せないので 残念ですが どちらもとにかく 可愛かった・・ これまで多くのギャルゲーをやってきましたがこれほど ヒロインに狂おしいほど愛せる シナリオがあったでしょうか

どちらも過酷な運命を背負ってるので 主人公のヒロインへの想いが感情移入しまくりでしたね

私はアルクェイドが好きですけど EDはバットではないが 切なすぎて涙がでました

システム

オーソドックスな ADVで文章をよみながら進み 選択で分岐しまし

10種類以上のバットエンドが用意されており 選択ですぐに主人公が死亡するので

本来怪異との闘いは命がけなものなんだと感じます

演出もクオリティが高く 戦闘はADVといってなめてはいけないほど スピード感と

迫力に満ちていました

さらに物語を盛り上げるBGMもすばらしかったです 

あとこのゲームはグロテスクな表現がありますが 全く修正がないので(人体の断面など普通に描写あり)そういうのが苦手な人は注意

気になった点

・やはり各地で言われてるとおりですが 発表から発売までが長すぎですよね・・

制作発表2008ですよこれ・・ 確かに今作は手抜きを感じない完成度の高いものだったと思いますが いくらなんでもそんなに時間がかかるものなのかと 疑問がわきます たぶん企画自体が うまく動いてなかったんだろうなと・・

・そして今作は 原作のヒロインのうち 2人のみのルートがあります

つまり分作です ADVの分作なんて聞いたことねーよ!と思いますが まだ明かされていない謎も多いので気長にまとうかと

 

 

月姫は派遣作品も多くでてますが 人気なのが納得のいく出来でした

売上ADVにしては大変景気がよく 本作のリメイクが待ち望まれていたことがわかります 次回作は10年は待てないですから 早くくるといいですね