今回の記事は 漫画ドラゴンストーリーを 隅から隅まで解説する
ドラゴンストーリーってなんだ!? そんな漫画知らないぞ!? 検索しても出てくるはずがありません
なぜならドラゴンストーリーとは
私が中学生の頃に描いた漫画です
おまえの描いた漫画なんか知るかよ!というツッコミもわかります ただどうしても この作品を私の頭の中だけで終わらせるのはもったいないと思ってました
私は漫画を他人に見せることは決してなかったので 読者は弟だけでしたので・・
まずドラゴンストーリーとはどんな物語かつっこみを入れながら解説します
・実は過去編
このキャラクターはドラゴンというのですが 実は弟が考えたのです(弟もちょっと漫画を描いてました)
ドラゴン星のドラゴン王国の王子で めちゃくちゃ強いのですが
馬鹿単純を絵に描いたような性格で 私も読んでてよく笑ってました
このドラゴンに「ドラゴン・ナイト」と呼ばれる すごく強い先祖がいた設定があったのですが そのナイトの活躍を描いた 歴史大河になる
はずだった
ぶっちゃけ言うともうこのドラゴンの存在を忘れていて ほとんどドラゴンに繋がらない作品になってしまった しかも主人公交代でグダグダになるし
物語の舞台は 地球ではない ドラゴン星という惑星です
地球の100倍でかく ドラゴン族 猫族 鳥人族 人間族が
それぞれ国を作ってる設定でした これのどこが惑星なんだww
ストーリー
物語に大きな目的はありません 節目ごとになんか敵と戦う話でした
しかし描いてみれば 全150話くらいの 趣味として描いていた漫画としては
かなりの長編バトル漫画になってと思います
ドラゴン・ナイト編
・文字どおり ドラゴンの先祖 ナイトが主人公のお話です
かつての父の宿敵に兄弟子を殺されたナイトは修行をつんで成長し
かたき討ちと世界を救うため旅をするという あらすじでしたが 残念ながらほとんど内容を覚えていません まずちゃんとしたストーリーを書くというのが初めての試みだったためか かなりグダグダだったと思います
ナイトの仲間も何人かいましたが全く覚えていないという・・
バトルサバイバル編
もう50話くらいだったでしょうか ここで主人公がナイトの弟マートに交代します
なんで主人公を変えたんだ・・というと
僕が当時どはまりしていた漫画 「コロッケ!」の影響を受けてしまったのです
これがコロッケです 主人公の戦い方もコロッケを意識してます
バトルサバイバル編は南の島で 様々なバトルをし優勝を目指す形なのですが
もろコロッケ!にあった「バンカーサバイバル」のパクリなのです
今思えばなんとなく この作品の真似がしたかったのだと思います
でも当時の僕は 真似でしか物語を作れなかったなんだよな・・
でも主人公を様々なライバルと戦わせるのは本当に面白かったです
四代悪魔編
よんだいあくまってネーミングセンス悪・・ これもほとんど覚えていない
ストーリーです たしか猫族の国キャットキングダムが舞台で
そこでなんか強い悪者が現れたという内容だったような
キングダムマッチ編
また大会形式です 最初はチーム戦でしたけど 決勝で 個人戦となる変わったものになっていました ここまでくるとキャラも立ってきて 描きやすいと思いました
決勝戦はドラゴンストーリーの中で名勝負(私の中で)
ガイスト編
主人公が従兄と共に 過去へとび 歴史を改変しようとする敵を倒すお話です
SF要素をあまりいかせてはいなかったと思います
こういうのって普通 若い頃の父親に会うってのが王道ですけど なぜか
若い頃の祖父の時代にいくとう よくわからんことになった
ドリームマッチ編
また大会です 世界中の強者が集まる 史上最大規模の大会になりました
チーム戦 タッグバトル 決勝トーナメント と様々な種目があって描いてて楽しかった
カオスチャレンジ編
かつて世界を震撼させて魔王のカオスの力が手に入るという「カオスストーン」が手に入るという「チーム戦」の大会が行われる
当時はまっていたキン肉マンの 「キン肉王位争奪戦」を意識していました
あれはキン肉マンの(当時)完結編としてすばらしい出来でしたので
ドラゴンストーリーもこういう大団円で終わろうと 気合いをいれてました
つまりドラゴンストーリー 最終章になる
はずでした
あともう少しという所で 私は描くのをやめてしまったのです
つまりドラゴンストーリーは「未完」です 頭の中にあった盛り上がる決勝戦も描くことはありませんでした
なぜかというと・・当時中学生ですが
あまりにも多くのストレスを抱えていたのです
詳しいことは当時を思い出しちゃうので書きませんけど 本当漫画を描くどころではなかったのです まあ落ち着いてから 書こうしましたけど・・当時の熱を引っ張ることはできず 私の中でこの物語は終わってしまったと やめてしまったのです
これが私の今も引きづる後悔ですが 当時は描いていて楽しかったんですよ
例え読者が弟しかいなくても
登場人物
ドラゴン・ナイト
最初の主人公 本来ドラゴンストーリーは 彼の半生を描くはずでした
でも今思えば 当時の私に大河を描く力はなかったしこれでよかったと思います
最初の彼は 子孫という設定のドラゴンを意識し 単純明快な性格にしてましたけど
主人公が変わった後 しっかりさせるために おちついた青年にしました
主に剣をつかって闘い 炎とかだしたり RPGの主人公を意識してました
ドラゴン・ナイト編はたぶん ドラゴンクエストを意識してから
ドラゴン・マート
ナイトの弟で 2番目の主人公 ほとんどこの子が主役でした
当時はまっていたコロッケを意識してます(というかパクリ)
5歳という設定でしたが これでも大木を倒せる程の力をもち
戦いは格闘タイプでした 語尾に必ずでしゅをつける赤ちゃん言葉で話すのですが
5歳でもそれはおかしいですよね
とにかく色んなライバルと戦わせて楽しかったです
ドラゴン・マスター
弟が考えたキャラクターで ナイトとマートの父親で 伝説の戦士という設定
でした クールな性格で強者感を出そうと マント着させてましたけど
いま見るとダサいですね・・
エンジェル
マスターの妻で ナイトとマートの母親です
彼女も強いという設定ですが ドラゴン・ナイト編は以降は空気で
ただの母親という設定だけがのこってるキャラでした もうしわけない
コンドル
マートの初めての友達で お調子者キャラです
ぶっちゃけめちゃくちゃ弱いのですが ムードメーカーとして物語の盛り上げ役としては描きやすかったです ちょっとすけべだけど
マートとのデコボココンビは今でも忘れられないです
ロードス
猫族の王子で ナイトの弟子であり マートのライバルです
最初はマートを見下してましたが 戦いでマートに敗れた後
は彼の力を認めて物腰が柔らかくなりました
しかしそれ以降あまり活躍がないのが反省点です
後王子なのに 恰好がみずぼらしすぎる・・
戦い方は二刀流で戦います 「月」をイメージした 技を使います
コンドルのことはあまりよく思っていない
主人公のライバルで王子というのは コロッケ!の登場人物の一人「リゾット」のパクリです
キッド
ドリームマッチ編の参加者の一人という形でマートと出会います
7歳ですがとてもかしこく優等生というポジションです
必殺技は10種類の武器を使いこなす ウェポンチェンジですが
ほとんどバズーカで戦ってたきがします
頭についているのは 帽子であり じつはツルハゲです
ヤイダ姫
ロードスの姉で猫族の王女です
今見るとそんなに可愛くないですが当時の私は清楚な女性を描いた経験がなく
本当に彼女はドキドキしながら描いてました
しかし大人しすぎて よくわからんキャラクターになってしまいました
実はかなり戦闘力が高いのですが(炎の鞭を使う) あまり活躍はなかったですね
ネコジロウ
ロードス ヤイダ姫の父親でネコ族の王様です
王様とは思えないほど姑息な性格で娘のヤイダに欲情するスケベで 良い所なしですが
シリアスなシーンでは真面目に王をやったり 変なおじさんになってしまいました
ウルス
ロードスの親友です 弟が考えたキャラクターで 弟もかなり気に入ってました
王族のロードスとは真逆で 貧民街で育ち その過酷な環境で育ったので精神的にも肉体的にも強い設定でした
作中だと主人公のマートの次くらい活躍が多かったですが
ロードスと友情をもっと描いておけばよかったですね
格闘と剣術を使いこなす 万能キャラでした(弟のお気に入りだったから 活躍させないと怒られた)
ドラゴン・ジャック
マートの従兄でナイトとはおない年の設定でした
馬鹿単純な性格で大食いという設定でした
武器は大剣ですが これは剣でなく「巨人のナイフ」という弟のアイディアはよかったと思います すぐ採用しました
実は大技で「巨人の刀」を使う設定もあったんですがね
ボヨヨン
なんだこのモンスター 弟が考えたキャラで とにかく喰うことしか頭にない
奴です 体重を100キロでその体重を生かした闘い方をする
ただのネタキャラ
敵キャラクター
ターボ
バトルサイバイバル編の主軸となる敵
冷酷な快楽殺人鬼で 作中大暴れさせました 肩についてるトゲで 大会参加者
を血祭りにあげていくヤバイオバサンです (じつは私の母がモデルなのは内緒)
ただ顔芸が多く弟から「キモすぎる」と言われたのがショックで なんと
マートとの闘いでは美少女に変身させてしまいました
これはかなり後悔している・・せっかくにインパクトを削いでしまいました
パンプ
ターボの弟子で マートとは キングダムマッチ決勝で戦います
トリッキーな戦闘でマートを苦しめました
マートVSパンプは人生で一番描いてて楽しかった勝負です
しかし カービィみたいな見た目だよな
デーモン
ドリームマッチ編での主敵で これまた決勝戦で
闘うことになります こいつについてはほとんど覚えていないです
ただ 3段階の変身をしたのは覚えています
ドリームマッチ編は世界規模のオリンピックのような話でしたけど
そのわりにはインパクトが弱かったかなぁと
ガイスト
ドラゴン族の男で 過去へ遡り歴史改変をもくろんだ男
たぶん この白目はブロリーを意識したんだと思いますが
似てねぇ・・ しかしどう戦ったのかなも覚えていないな
ドラゴンストーリーのラスボス
になるはずだった男 チーム戦のカオスチャレンジ編で 強敵のボーンキングチームのリーダー格で いままでの敵とくらべものにならないくらい強い設定でしたが
全く描くことがないまま終わったしまいました・・・
ラスボスとしてのオーラは描けていたのになぁ・・本当にもったいない
こいつとの決着をかけば ドラゴンストーリーは綺麗に終わるでした
どんな戦い方だと 大体圧倒的なパワーですかね
続編
実は続編はやってました しかし カオスチャレンジ編を完結させたのではなく
「勝ったことにした」数年後の続編をかいた 新主人公の話
しかし あまりにもグダグダであり なかったことにしました
(弟にもくだらん!と怒られたなぁ・・)
描いてよかった点
小学生の頃から漫画かいてましたけどふわふわした 四コマばかりで
本格的な大長編を描いたことは我ながら 驚きの連続であり 作品を作るというのはこんなにも楽しいことなのかと感動していました
自分の作ったキャラクターとはいえ彼らには思入れがあります
例え自分の中にしかいない奴らでも
反省点
しかしあまりも多くの反省点を残した作品となった
1・完結させられなかったこと
上でも何度も述べてますが 最終決戦をちゃんと書かなかったせいで この作品は
「未完成」なのです これが最大の心残りです
2・あまりに低い画力
当時は得意げに描いてたと思いますが
とても人に見せられる絵ではありませんでした 弟は私の絵になれていたので気にしてなかったと思いますが 他人が見ると何を描いてるのかわからないと思います
そして誰でも描けるような幼稚なキャラクターデザインです
そういう世界だから仕方ないともいえますが 似たようなのが多い・・
あと人間が全く出てこないのあれでしたね 人間族はいる設定なのですが
当時の私は人間を描くことができなかった・・というなんとも情けない理由でした
しかしこの世界で人間だしても違和感があるような
3・大会形式が多すぎる
ドラゴンストーリーの 8割ぐらいは大会形式です これもよくなかったですね
せっかく多様の種族がいる世界なのに もっと色んな場所で冒険させておけば
面白くなったのではないかと思います
あと大会形式したせいで 仲間と協力して大きな悪を倒す展開が全くなかったのも
もったいない
なんで大会形式が多いのかというと これは私が当時読んでいた漫画雑誌
「コロコロコミック」の影響を受けているのです
コロコロはスポーツやホビーなど ライバルが大会で競い合うものが多く私はこれに
ワクワクしていて それを自分の作品に取り込んでいたのです
もっと色んな作品に触れていればストーリーの幅が広がったかもしれませんが
当時の私はまずパクることしか アイディアを出せなかったのです
3・いかしていない設定が多すぎる
いかしていないのは主に 登場人物のバックボーンがないということでしょうか
ウルスはロードスの親友ですが この二人のエピソードはもっと描けることがあったのではないかと思いますし ロードスがナイトの弟子というのはいらなかったのではないかと感じます コンドルなんて そもそもこいつどこの何者なんだと
4・現物がない
この記事は私の記憶を元に作成してます
実際描いたノートはすでに処分されており 残っていません これも失敗だったな・・
親の反対を押し切りのこしておけばよかった 子供の頃描いた漫画はもうひとつものこっていない・・
いかがでしたが? 一時的には黒歴史として記憶の底に封印しようとしましたが
やっぱり私にとってドラゴンストーリーは 思い出です
どうしても私の記憶だけに終わってしまうのは寂しいと感じたので
こうして記事として残します
これを見ている方 本当にありがとうございました