イース9のアドルが怪人化した姿の赤の王 彼に関して考えをまとめようと思います
本編の重大なネタバレが含まれますのでご注意ください
まずイースと冒険家アドル・クリスティンを主人公にしたARPGでイース9は
その最新作(2021年現在)となり 作品の時系列でも最も新しいお話にあたります
今作のアドルは黒の衣装を着た女性の怪人アプリリスから力をもらって アドルは「怪人」の力を使うことができます いつものアドルとはちょっとダークで大人っぽいデザインがよいですね。
ここで本題 物語を進めると急に牢屋に閉じ込められてる 「もう一人のアドル」の話
が始まるのです。ここでプレイヤーはん?と混乱するでしょう
少し話を進めると怪人アドルとは別の「囚人アドル」 アドルが2人いるということになります 囚人アドル編は物語の合間に起きて 協力者はいますが仲間はおらず
基本アドル一人の操作となります イース9では2人のアドルの物語が交互にあるということですね メインは怪人アドルの方ですが
怪人アドルと囚人アドル 一体どちらかが本物なのか?しかし両方過去の記憶は持っている・・・正解は物語の最終章で明かされます
本物のアドルは「囚人アドル」の方でした
「赤の王」の正体はアドルの記憶を受け継いだ「ホムンクルス」でした
これまでメインで動かして方がコピーだったことには衝撃でしたね
このアドルの記憶というのは今作の大きなテーマになっており イースの集大成のような作品でした
物語終盤 「赤の王」のホムンクルスの体に限界がきてしまいます 助かる方法は
本物のアドルとの魂の結合です
始めて邂逅する 赤の王とアドル
ここで赤の王はプレイヤーの手を離れ アドルに話しかけます
「確かに初めましてだけど、初めて会ったきはしないな ずっとどこかで繋がってる感じがしたからね
君も気づいていんたんじゃないか?・・・君の人生はとても興味深い。過酷で危険でとても平穏とは言えない人生だ どうして君は旅を、冒険家を続けるんだい?」
選択肢「聞くまでもないだろう?」
「ああ そうだったな 僕もよく知っている・・火を灯さなければ消えることはない・・
何も決めつけなければ傷つくこともない・・でも君は命が燃え尽きるその時まで こうして旅を続けるだろう 挑み傷つきつつも夢を叶え 希望という灯りで周囲を照らしながら・・
選択肢「まだ旅した場所がまだまだある」
「ああ 考えただけでもワクワクしてくるな・・君に頼みがあるんだ できれば一緒に行きたかったけど どうやらこの身体は限界みたいだ。でもここで終わるわけにはいかない 冒険はまだ続いているからね
だから僕を・・僕の魂と力を・・・一緒に連れってくれないか? アドルクリスティンー
アドルは手を伸ばし 赤の王と魂の融合をする 赤の王は体が消滅してしまったが彼が助かるにはこの道しかなかったです
なんとも不思議な邂逅でした 赤の王はアドルの記憶を完璧に受けついでます ですから思考自体は本物と変わりません 実は体は作り物で記憶は借り物 そのような事にも悲観することないのも「アドル」だからという よい演出だと感じました
今作の「どちらが真実ではないどちらも真実なのだ」という意味もここでわかる
ここで赤の王と融合したアドルはどうなってるか考えてみましょう
・記憶は?
アドルの赤の王の両方の記憶を持っています アドルのとっては仲間達は最終章での対面になるのですが 赤の王の記憶があるので これまで通り接しても問題ありません
ただ今作の冒険はアドルにとってはほとんど記憶の中だけということになるかも
意識は?
基本アドル一人のもの・・だと考えています 魂の結合がどんなものかいまいちどのような感覚はわからないですね・・赤の王は記憶だけの存在になったのか実は赤の王の意識は魂の奥で眠っているのか とにかく作中では一人に戻ったという解釈になってます
能力は?
融合したことによって 怪人の能力も受け継いでいます ただ今作の冒険が終わった後怪人の能力は失われてます
・いつから互いの存在に気づいていた
赤の王はなんとなく もう一人の存在を感じ取ってましたが プレイヤーにはどちらかが本物か推理するヒントはあまりなかったように思えますですから 今作の真実は衝撃的だったのですが・・
・赤の王の「意識」が残ってるとしたら
2重人格になってしまいますが 赤の王はアドルの中で旅を見守っている・・だったら干渉深いですよね だとしても今後出てくることはないでしょうが
しかし今作って「創の軌跡」とちょっと似ているんですよね
「過去からの具現化」「分岐する主人公」とか