バディミッション ボンド 感想

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真実に迫れ 相棒と共に

任天堂から発売された完全新作アドベンチャー 

ショービジネスの中心地「ミカグラ島」を舞台に警官と怪盗 詐欺師と忍者

それぞれ訳アリの4人がチーム「BOND]を結成し犯罪組織ディスガードに挑む

バディミッションを描く 当初はそこまで期待していなかったのですが クリアしてみればやっててよかったと思える名作でした クリア時間は34時間ほどでルート分岐がない(EDは裏ルートがある)ADVにしてはかなりボリュームのある方ではないでしょうか

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本作は主に3つのモードに分かれている

ルークを主人公にしたメインストーリーとも言えるミッション

BOND4人のそれぞれの絆を書いた バディエピソード

それ以外のキャラの絆や意外な人物の過去や本編を補完するサイドエピソードがある

バディとサイドはADVのみだが解放するにはミッションを高ランクでクリアする必要があります

ストーリーの感想

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ストーリーは暗すぎず 明るすぎず 少年漫画のような熱い物語でした。ゲームをやって自分にも「相棒」がほしいと思ったことは初めてかもしれません

bondの4人はそれぞれ重い過去を持っていて それぞれの生き様と信念は感動しました

後日談もしっかり描いており また彼らの活躍が見たい・・それほど魅力的でした

ディスガードは警察さえ金で丸め込めるような強大な組織です ディスガードのボスは誰なのか?黒幕の正体は素直に驚きましたけど あの人物だからこそ成り立つ物語かもしれません

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本作のテーマは「人の繋がり」です ルークたちは多くの人と出会いましたが 捜査として情報収集する中 繋がりは大きくなっていきます 時には裏切られたり 対立したりも人との繋がりはどんな時でも希望をもたせるようなメッセージ性がありました

システム

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ゲームとしてはプレイヤーの選択でされる「ヒーローポイント」が存在します

この評価でサイドエピソードが解放されるのですが 高い評価をとってないと最終的には「裏エンディング」にはたどりつけないのです

このゲームの面白さは捜査と潜入の本格的に作られてることです

まず目的地の潜入ルートを確保するために情報収集する必要があります

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潜入ルートは主に2つあり 聞き込み捜査によってルートの攻略を聞き出すもの

しかしこの捜査パートがけっこうシビアな所があります まず捜査はラウンドと呼ばれる回数が決まっておりその中で確実に情報を集めなくてはならないのです

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キャラが固定されることもありますが まず捜査へ向かうバディを2人選ぶ必要があり

捜査をする場所や聞き込みをする人物をプレイヤーが考える必要がるのです

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聞き込みは 選択の正解と特定のキャラクターで情報を聞き出せます キャラクターによっては有益な情報を聞き出せないこともあり これの正解を当てるにはかなりの推理力が必要と思われます 例えばこのキャラクターならこの人と話が合うのでは?と

色々試行錯誤しました(結果失敗が多かったですが)

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情報を集めルートを確保すればいよいよ潜入です ゲームオーバーはないと思われますが情報が集まっていれば スムーズに潜入がすすみます このパートは3Dでキャラクターを動かせるので なんだか新鮮でしたね とはいえ謎解きは複雑で難しいです

中には物語の設定を理解していないとわからないものもあります 正直言うと終盤は攻略サイトを頼りました でないといつまでもクリアできないような気がしたので・・

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アクションパートは ボタンをタイミングで押すだけで 戦闘システムはありません

けっこう難しいですが 工夫は見られており戦闘の激しさを表現できていると感じます

キャラクター

どのキャクターも魅力的で空気な人物はいなかったです

キャラデザも好みながら このゲームは驚くほど豪華声優陣で構成されていて

すぐに物語にのめりこみましたね 個人的にはバディに一人くらいは女性キャラクターがほしかったですが・・まあスイは可愛かったらいいか

BOND

ルーク

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今作の主人公 熱血警官で個性が強すぎるBONDの中では常識人であり

一番感情移入できる人物でしょう ルークの始まりは孤独でした 「ヒーロー」だった

尊敬する義父の死後 見事警官になったルークでしたが彼の正義感は警察でも白い目で見られ誰とも繋がりがなかったのです。おまけに警察がディスガードと繋がってこともわかり正義とは何のかと絶望します。そこで相棒となるアーロンと出会いをきっかけに

様々な人達と繋がりが広がっていきます

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真面目な性格のためかよく回りからいじられます 雑談パートではあたふたするのは面白かったですし こんなおしゃべりしてるだけでも 本人は救われてるんじゃないかな

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ルークの魅力は とことんヒーローを目指す所ですが やはりアーロンとの友情が熱かったですね 今作ではルークにとってはけっこう辛い展開が多くあるのですが

アーロンと仲間達からいたから最後までやってこれたんですね まさに主人公でした

アーロン

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世界中を騒がせてる 「怪盗ビースト」 怪盗とは言っても見た目からわかるとおり

力推しでダイヤなどを盗んでました アーロンを幼少期から過酷な環境が育っており

考え方も厳しさを持っていて色々ルークとは真逆です しかしルークから指摘された通りやはり非情にはなりきれない男なんですよ。助けるつもりなんてなかった人物を助けたり その口の悪い言動にも 優しさとルークへの信頼がありました

しかし「ヒーローなんていない」というセリフが 重大な伏線になってたのは驚きました

モクマ

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ミカグラ島のマイカという里に20年前いた 忍者の叔父様 大人らしい対応と

ちゃめっけのある仕草で好感の持てる人物でした しかし時々見せる悲しげな表情からわかるとおり重い過去を背負っているのです モクマの罪とはいったい何のかそれがわかった時 モクマが背負っていたものの重さがわかり 改めてすごい人物でだと感じました

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基本普段は気のいいおじさんでルークの人生相談に乗ったり 冗談をよく言ったり

ムードメーカーですね 子供にやさしいのも好きでした(このきゅん顔意外にもよく本編に出てくる あまり好きじゃなかったんだよな・・ なんかそっち系の人に見える)

チェズレイ

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あらゆる人物を破滅に追い込んだ 「仮面の詐欺師」

まさに魔性とよべる性格で 普段は紳士のような態度ですがたまに見せる狂気や

人に催眠をかけることができる口術で どう見ても敵サイドにいるような人物

しかしチェズレイには 本人なり正義があり下衆と呼べる人物は誰だろうと始末してきましたが ルークたちと行動する内に少しだけ変わっていきました

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チェズレイの目的はディスガードのボスの復讐ですが 執拗にまでモクマに執着します

もしかして仇ってモクマなのかと思いましたが どうやらモクマが昔罪を犯したのに気づいていて彼の本性を探りたかったようです。 モクマとチェズレイの関係もなかなかよかったですね この2人は相棒というのはちょっと違うような気がしますが

ルーク・アーロンが表のヒーローなら モクマ・チェズレイは裏側・・でしょうか

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チェズレイはもう一つ 完璧な変装を得意とする じつはあれはチェズレイの変装でした!というパターンがけっこうある

サブキャラクター

ナデシコ

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モクマの恩人であり チームbondの司令塔のような人 モクマより年上か同い年だと思われるのでけっこう歳喰ってるが 綺麗な知的な女性です 自ら動くことはあまりないですが 個性的なチームをまとめ 動揺するシーンが全くないほどのすごい女性でした

若い頃モクマと会った時のエピソードが本当いいです まだ新人警官だっただろうによくやったなと

スイ

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本作のヒロイン ミカグラ島の歌姫とよばれる 歌手です

実はすぐに出番が終わるゲストだと思ったのですが 本筋に関わるほどの重要な人物の一人でした ボンドは表向きは彼女のバックダンサーでそういう形で共に行動することになります 後にボンドと捜査を強力する関係になり 血統から命を狙われることもありました

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この作品って女性キャラクターは一応出てきますが メインで出る女の子は彼女だけです スイにも苦しい試練があるのですが ルークのおかげで一歩を踏み出せてます

作中にもルークに好意を抱いてる場面もあり 将来結ばれるようなことを暗示するようなエピソードもあります この子の家族はなぁ・・色々語ると長くなるんですけど

本当に胸が苦しくなります 終盤はちょっと空気なんだけど 将来ルークと幸せになってほしいと感じます

シキ

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物語中盤から仲間になる人物で 天才ハッカー

コミュ症でひっこみ事案ですが いざという時は自分を犠牲にしても 仲間を助けようとします このシキにはある秘密があるのですが なんとなく予想してたのですが

驚きましたある意味 ルークの人生を変えた人物なのです

総評

ADVと捜査ミッションをうまく かけわせた挑戦的な作品であるものの 主人公達の

生き様と友情に惹かれる素晴らしい物語でした 設定資料集に期待しています!

続編はちょっと無理かもだけど システムを受けついだものならありかも 今スイッチでしかできまんが 持ってる人はぜひ