ブルーリフレクション 幻に舞う少女の剣 感想

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自身のケガに夢を奪われ心を閉ざしていた日菜子は

ある日ふたりの姉妹に出会い魔法少女「リフレクター」として戦う力を手に入れる

願いを叶えるため 異世界の魔物や巨大生物との闘いに身をとおじていくがー

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ストーリー&キャラクター

リフレクターと呼ばれる3人の魔法少女を中心に 人の本質と絆をテーマにした魔法少女の王道ものです 女子校が舞台で 男子は当然出てきません まあこの作品に男なんかいらねーわ

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人の集合意識 コモン(ペルソナ5のメメントスみたいなもの)を原種と呼ばれる魔物から守る闘いですが 本作は絆をテーマにしているのか 少女達の「心」を識り

友情を紡いでいくのがよかったです

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私の偏見ですが 魔法少女の主人公って 明るく天真爛漫かおしとやかな女の子が多いですが日菜子は割と普通の女子です 日菜子はバレエをしていましたが 大けがを負いなんとか日常生活ができるまでは回復しましたが もうバレエのような激しい運動はできないので夢を諦めざる得ませんでした そのせいか序盤は辛口なことが多いです

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そんな中 二人の姉妹 ユズとライムに誘われ願いが叶うからという理由で

リフレクターとなります コモンの世界には心の結晶フラグメントが存在し 原種に暴走させられるのを止める力があります フラグメントに触れ 日菜子は様々な人の想いをしり 成長していくのは感傷深いものがありました

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少女達との交流で徐々に本来の優しさを取り戻していく日菜子 どことなく怪しい

ユズとライムもやがて かけがなえのない存在になっていくのです

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その中で 人の心の闇に触れることもありましたね 人の本質とは何か考えさせれるものありました 特に麻央は闇が深かかったですね でも和解とはいかないまでも

互いの存在を否定することなくいけたのはよかったかな

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日菜子をリフレクターに勧誘した 二人の姉妹ユズとライム

初めから全ての謎を知っており 本作の重要人物です もしかしてきゅうべぇみたいな

目的があるのではないのか?と疑ってましたが 本当に世界を救いたいだけでした

なぜ日菜子をリクレクターに選んだのか なぜ原種のことを詳しく知っているのかちゃんと理由があって 全て回収したのは見事

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ユズは誰にも明るく接して人なつっこい性格でとても可愛かったですね ライムはクールで 感情表現が乏しく 原種を倒すのに手段を択ばないので 時に意見が対立することも この3人の友情も物語の見どころですね

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3人の他にも 12人の個性的な女子達が登場します IQ300の天才児

昔のクラスメイトや コミニュケーションが苦手な子 ゲームが好きな子や

毒舌なピアニストなど 色よりどりでそれぞれキャラクターエピソードもあります

残念ながら全員を紹介するときりがないので 割合しますが彼女たちも日菜子の支えになってくれます

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今作のEDは世界再構築で自分の知るかぎりテイルズオブデスティニー2に近いと思われます ユズとライムも覚悟していたことですし 完全にハッピーエンドとは言えないかもしれませんが 安堵感のあふれるラストでした 

システム

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グラフィックは モデリングは少女達の柔らかさを表現できていて 光の反射や

濡れの表現に開発者のものすごいこだわりを感じました 透けブラをここまで再現できてるゲームって初めてみたぞ・・ BGMは心の豊さを表した印象に残るものが多いです

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戦闘は3人のリフレクター固定で アクティブターンのコマンド戦闘になります
アイテムを使うことはできませんが MPとHP回復のスキルは3人とも持っているのでそれをうまく使います オーバードライブを使えば かなりコンボを叩きこむことができます 全体攻撃のスキルはかなり便利です とはいえあまり戦闘スタイルに違いがないのは気になりました

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ボスである原種戦では サブキャラクターがサポートに入ってくれます

原種は触手などにそれぞれ HPと攻撃力があり 主に全体攻撃でHPを削っていかないと一気に攻撃され大ダメージをうけてしまいます イージーならフラグメント強化と

レベル上げをしていけばなんとか勝てます

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ただ・・今作は「RPG」としてはちょっと首を傾げる部分はあるんですよねぇ・・

今作は魔物を倒しても経験値とお金はなく素材だけです だからいくら100回戦ってもレベルはあがりません

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レベルは経験値でなく 仲間との交流やミッションクリアで手に入る「成長ポイント」で上げる必要があります ですから原種に供えるにはひたらすら 少女達の好感度を上げる必要があるのです ゲーム要素としてはどうかなと思いますけど 納得はいきます

恐らく 仲間との絆で成長していく日菜子をゲームシステムとして表現したかったのではないでしょうか 本作の成長要素は仲間との絆に合わせて作られています

何気ない日常もやがて大きな力になる そんなメッセージかもしれませんね

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この3人は好きなんだけど・・ やはりRPGにおいて3人は少なく感じました

戦闘スタイルに個性はあるものの システム的には変化はなくPT編成の楽しさが今作にはありません あとこれ一番言いたいことなんだけど・・

これだけ個性的な女子達が計16人もいて リフレクターになるのは3人だけ

本当にもったいない気がしました

もっとバリエーションが欲しかったです 3人がメインの物語なんですが サポートじゃ満足できないよ

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クリア後には ギャラリーを見ることができます アトリエのアーランドシリーズでお馴染みのメル氏のキャラクターデザインですが アトリエとは違った雰囲気がいいですよね 期待していた声優インタビューはなかったです ガストはなぜやめてしまったのだろうか 余談だがフィリスのアトリエってシステムに調整不足があったのですが

今作と同時期に開発だったため 人が回らなかったんじゃないかな

個人的には 続編を希望しているタイトルです 原種の出てくる特異点は22あり

今作はその一つでしかないため 日菜子達を存続するのは無理でしょうが 

主人公と舞台を変えればできるような気がします できればリフレクターは6人くらいに増やしてRPG要素を強くしてほしいね

アトリエシリーズに埋もれてる感はありますが ガストの隠れた名作でした

学園青春ものが好きな人にはおすすめです

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お風呂の描写もグッド