かつて「堂島の龍」と呼ばれていた 桐生一馬は 愛する女と親友のために 罪を被り
10年後 再び神室町へ戻ってくる 謎を秘めた少女と100憶の跡目争いに巡る闘いへ展開する
本作は龍が如くの一作目をフルリメイクした作品です 初代龍が如くを現代の技術で一から作っており新作(もう新作とは呼べないが)と変わらないと思います
事実「0」の続編とも言えて 登場人物のその後が描かれるのも よかったです
今回の辛い所は桐生の兄弟分である錦山と対立関係にあったことでしょうか
0では桐生と錦の友情に感動しただけに どうしてこうなってしまったのか・・
ただ錦が変わってしまったのは明らかに回りの人のせいであり 私には彼を嫌いにはなれない所もあります
桐生と錦の対峙 戦闘BGMはどこか物悲しいものがあった
0の時点ではただの線画だった桐生の刺青も今ではしっかりとした龍になってますね
それだけの男になったということでしょうか
ストーリーの流れとしては 100憶を巡って様々な派閥が動いていて
ドラマを見ているような面白さがありました ただ
「違う!俺は雇われていただけだ!」→「お・・俺も雇われていただけだ!」
というパターン多く 使いまわしされている感はどうにかならなかったのか
戦闘は いつも通りマップ上でエンカウントし シームレスに戦闘になります
戦闘システムに関しては 0と変化はなく 4つのバトルスタイルを切変えながら
のアクションとなります 本作は経験値でスキルアップするので 0よりは
成長システムがやりやすかったです
しかし敵がすこし硬いのは気になります 防御を崩すスキルとかないのかこれ
後 銃が強すぎる
神室町の作りこみはさすが龍が如くですね 0から17年後が舞台なので
公衆電話が減り 人々が携帯を使いだしてるのも時代の変化をゲームで感じます
サブイベントは 殺伐としている本編とは別にコミカルなものが多い
0から成長した子供と再会したりと リメイクだからできる逆移入要素もあってよかったです
ミニゲームはちょっと少ない気もしますが ボーリング バッティングセンターと豊富です 一番笑ったのは 昆虫美女を戦わせるメスキングで 小学生で流行ってる設定らしいのですが 子供がやるゲームなのかこれ・・・
総評
当時としてはかなり気合の入ったフルリメイクになると思います
龍が如くをプレイしたのは4作目ですが 極道物とは別にゲームとしての完成度が高いですね
続く
日本一ソフトウェア発売の新作ADV
何かと挑戦的なタイトルが多い日本一ですが 男装女子のお話です
元々ネタでやり始めたプロジェクトだったらしいのですがこうして家庭用ゲーム機に
出せたのはすごいと思います
あと「ネタバレ」には配慮しておりませんのでご注意ください
主人公「伊草ミナト」は、男は女の子を守るものという考え方をもち、強い男を志す少年。
姉のマリカが意識不明になった原因を探るため 女装し「伊草エリカ」として
女装してお嬢様学校私立百合愛学園に入学することになる
しかし学園には、別格の可愛さを誇る4人の美少女「四姫」が存在した
女装して潜入ということで一見 コミカルに思えますが ストーリーは意外にシリアスで 女装に磨きをかけながらも 学園内の問題や 登場人物の葛藤を描いた
ミナトの成長物語です 学園の「姫」達は 皆美少女です それぞれ違った信念を持っているのもよかったですね
エリカを演じつつも 皆の期待に応えるべく 奮闘するミナト
彼(彼女?)の姫選挙での逆転の発想は 無理矢理感はなく
納得のいくものでよかった 特にウランとの選挙対決のお話が好きで
学園の男女の問題をああいう形に閉めるのは すごいとか言いようがない
本編の主人公 従妹のアキラの提案によって女装して学園に通うことになるのですが
本当に皆の事を考えてるいい奴で 故に精神的にもろくなることも
エリカの時は 女性よりも女性らしく 声優さんの演じ分けがうまいので
本当に女の子に見える時もありましたね
本人は男らしい男を目指してるので 際どい恰好するのは 気の毒に思えますが
ほとんど似合ってるのがなんとも言えないですね
あと下着だけはやはり男物で通したいらしいww
学園の姫として 人気が高まってる中 姉を墜としいれた黒幕だった姫神ネメシアに
正体をばらされてしまった時 彼の絶望は一言ではいい表せないもので
あまりに痛々しいのでスクショは載せませんが 廃人となったミナトは見るに堪えなかったよ・・
しかしミナトを救ったのは アキラを含む仲間達でした
男だったわかっても まだ「お姉様」と慕ってくれるクラスメイト達に感謝
自分達のやっていたことは無意味ではなかった 最後は姉も意識を取り戻し
て報われてよかった
後発売までミナトの声優は非公開だったのですが EDのスタッフロールを見て
「ああ そういえば」と思える仕掛けはさすが日本一ですね
一応女性声優と言っておきますが 「少女を演じてる少年の声」って本当に難しかったと思います
ミナトの従妹で幼馴染 ミナトに女装させたのは彼女だ
オタクでコミュ症 メインヒロインとはネタかとおもいきや 本当にメインヒロインだった・・ 彼女がいなければミナトはとっくに心折れていたかもしれない
まあこの二人は明らかに両想いなんですけど 将来もしかして?で終わってしまったのは残念です
しかし最後はばっちり黒幕を「社会的」に抹殺してくれたのでなにより
天才的なファッションセンスを持つ カリスマギャル
一見冷たそうな態度ですけど エリカの相談に乗ってくれたり それなりに信念をもっていていい子です
四姫の一人
超がつくほど大和なでしこのお嬢様
エリカとは男子との「共学」に関しては争うことになるのですが
本人にもそうしなくてはならない立場にあって エリカの大きく成長するきっかけになった人とも言えますね
美しい優がな外見に よく女性を口説く 姫の一人
雰囲気的には閃の軌跡のアンに似てるかも
実はマリカの親友で マリカにことで後悔している事があった
彼女との姫選挙は少し納得いかない結末だったかなぁ
ダリアの妹 四姫の頂点にたち 国を揺るがすほどの 国民的アイドルだ
彼女は一番闇を抱えてるキャラで 皆を喜ばせたいのは本心なのだが
汚い大人に利用されているのが エルメスルートでは 彼女の秘密が全て明かされるのでその目でみてもらいたい
エリカを心酔する女子生徒 美少女に萌えると鼻血を吹き出す癖がある
かなり変態っぽいですけど これでもエリカを支えてくれました
エリカが男だったと判明した時 おそらく一番動揺したのは彼女なのでしょうが
男だとわかった後でも「お姉さま」と呼んでくれるのはうれしかった
序盤は本当に男嫌いだったんだよ・・
ミナトの姉 で運動 スポーツ なんでも優秀で学園でもトップの人気を誇る姫
完璧超人かと思われていたが ミナトが姫として生活しているうちに
彼女もやはり苦しんでいたことが判明する 最後にミナトは「姉さんを守れる男」になると決意 出番はあまりないが今作の重要人物でしょうね
ダリアとエルメスの母親で今作の黒幕
アキラに「イキリババア」と言われたのは笑った すいません自分もこのキャラに関してはクソババアとしか感想が出てきません(笑
最後はアキラに暴力をふるった所をネットに生中継され 社会的に死にました(笑
どの女装レッスンを行うかでEDが分岐します
選択を間違うとすぐにバットエンドになるので注意
姫との対決になる姫選挙では 時間以内に エリカがやってきた
特訓の内容を選択するだけなので 迷うことはないかと
ミニゲームはありません
モブは全て影絵なのですが ちょっと手抜きっぽく感じますね・・
以前プレイした「アイシーテル」ではちゃんとモブにもキャラデザがあったんですがね
あと明らかにモブではない濃いキャラもいるのですが・・
キャクターと並ぶと余計に不自然さがあるような・・
総評
プレイしていない人からすると ネタに扱われそうな作品ですが
考えさせられる場面もあり見ごたえのある物語でした
男の娘は自分の性癖にはないですが エリカはかわいいと思ってしまった
少女達とならんでも違和感ないからな・・
日本一ソフトウェア これからも 挑戦的な作品 楽しみにまってます
でガレリアの地下迷宮はいつ出るの?
龍が如く1の以前の時代を描いた作品 時系列では最も古く 後付けではあるのだが
非常に完成度が高い作品だった
主人公は若い頃の 桐生と真島の二人
それぞれ 章ごとに物語の視点が切り替わるようになってますが
あらすじが入るのでストーリーを忘れた時も安心して見れました
「龍」と「狂犬」の目覚めを描く 伝説の始まりの物語
1989年が舞台ということで 当時は携帯はないので 公衆電話かポケベルで
連絡をとってるのも 今の時代との違いが見れるのもよかったです
(というかこの時代ってちょうど僕が産まれた年なんだよな・・)
一見無関係に見える二人の物語が実は裏では繋がっていたのも
脚本の構成がうまいと思いました
風間に憧れ 極道の世界に入った桐生ですが この頃はただの下っ端のチンピラと変わらないヤクザでした ある事件で殺しの濡れ衣を着せられ
「堂島組」との闘いに巻き込まれる形となる
20代にしては渋すぎる気がしますが この時から肝座っていて 敵とみなしたものは
目上の人間でもかなり態度がでかかったですよね
兄弟分 錦山との友情も熱かったです しかしこの二人は20年後・・・
様々な人間の生き様とケジメを見てきて 本物の「極道」が目覚める下剋上とも言えるストーリーは最後までハラハラさせられました
このシリーズは最終決戦がとにかく熱いですよね
真島がホストやってたのは意外でしたけど この頃はあの狂ったような喋り方はしていません 今の真島になるまでの過程を描いた話でしょうか
やはり彼を変えたのは本作のヒロインのマコトでしょうね
真島は訳あって上の命令を聴くしかなかったのですが
最後に「俺はもう誰の命令もきかん」というセリフは やっと真島らしくなってきたと
思いましたね
他にも 立華や尾田 魅力的な登場人物や多く登場しました
残念ながら7の時点ではもうほとんどこの世にいない者が多いのは寂しく感じますが
なにせ30年前だからな・・ この頃の小学生は今じゃ40代だし
戦闘は4つのスタイルを振り分けたアクションとなります
少し敵が硬いような気がしましたが アクション次第ではだいたいくずせるので
理不尽さはなかったかなと
ただ成長システムにお金を使うシステムはちょっとめんどくさい気もしました
敵を倒してもお金は稼げるのですが 少し程度ですし
結局お金が稼げる シミュレーションミニゲームをやりこむしかないのです
ですが僕はシミュレーションが最も苦手なゲームの分野で これを龍が如くでやる必要があるのか疑問には感じます
最も気に入ってるのはキャットファイトなんですがね
違うゲームだろwww
今作の主題歌は 最初変な曲だと思いましたが
段々聞いてくると物語にはまっていて 今では何度も聞きたい曲となりました
ちょっとネタバレが入ってるような気もしますけど
かっこいいですよね
総評
今年でこのシリーズをやったのは3本目ですが
春日 八神 桐生 主人公みんなそれぞれ違った信念と生き様を持っていて
最高の時間でした
早く次回作が発表されないか今か今かと待ちわびています
名作FF7のリメイク作品です リメイクというよりリブートですが
スクエニの本気を見た
本作は原作FF7のミッドガル脱出までを描いたストーリーです 原作では4時間ほどで終わりますが 原作のミッドガル編をベースにしたほぼ完全新作とも言える
大幅なストーリーが追加されていて 1本のゲーム並にボリュームはあります
やや引き延ばし感があるものの ミッドガルの暮らしや人々がよりわかりやすく掘りさげられています
原作では登場しない オリジナルキャラクターが多数登場します
しかし「なんかFF7の世界にいそう」で違和感のないキャラクター達でしたね
ただ 問題点があるのならやはり分作ということで 物語が完結しないことにあるでしょう
ミッドガル脱出までということも公式やパッケージにさらっと書いていることもあり
知らなかったユーザーもいるようです 前情報を集めなかった人はびっくりしたんだろうなと思います
後 次はいつでるのか そもそも何部作になるのかまだ決まっていないらしく
完結までが不透明なのも気になりますね
↑ 語りかけているのはPS版クラウド??
もうひとつ 大きな新要素に「フィーラー」という原作になかった存在が出ています
フィーラーは星の時間軸を守るような存在で 歴史が変わりそうな時に現れ修正します
その歴史とは「PS1番FF7」のことであり FF7リメイクとは
「原作の運命に抗う話」なのではないかという考察も上がってるそうです
実際エアリスが未来を知っているようなセリフもありますし 意味深げなクラウドの頭痛に出てくるビジョンなど ヒントは多くあります
まあ この要素も賛否両論でして ファンのもとめていているのは
現代の技術で再現したFF7であり 明らかにストーリーが変わるのではないかという
不安の声もあるそうです しかし私としてはこれを「面白い」と捉えています
原作プレイ済みの方も新しくFFを始めた方も この物語がどうなっていくかわからないってワクワクするじゃないですか
PTは4人で レッドサーティーンは戦闘では使えません
今作では ユフィが出てこない・・・
本作の主人公
恐らくFFをやってない人でもゲーマーなら 彼を知らない人はほとんどいないと思われるほどの有名人
クラウドはどんな相手にもそっけなくて冷たい印象を受けますが なんだかんだで
面倒見がよかったり 意外に仲間思いだったり
とにかくかっこいい主人公であります FF人気投票では常に一位ですが今作でさらに人気が出たのではないでしょうか
しかし クラウド モテモテですよね・・ 両手に華
ヒロインに一人でクラウドの幼馴染
今のグラによってより美しくなりましたね
しかし僕の記憶ではティファってもっと強気な性格なような気がしましたが
なんというか大人しくなった感じがします
あと声優さんも本職の方ではないので 声にちょっと違和感を感じます
ヒロインの一人 古代種の末裔
最初から 不思議な雰囲気を放つ彼女ですが 今作では未来を知っているのではないかという考察もあってより 謎が深まりますね
原作よりティファとの絡みが増えていて いい女友達になっていて微笑ましい
豪快な性格で声が大きいおっさんで ネットから「うざい」という声もありますが
たまに言いこといったりと PTのムードメーカーでしょうか
本作のほぼ終盤で同行する 操作することはできないのですが戦闘には参加します
一見冷静沈着に見える彼ですが実は・・・続編が楽しみです
ただ出会ったばかりのクラウドたちといきなり仲がよくなりすぎているような気も
バレットの部下のアバランチメンバーは 原作ではほぼモブでしたが
今作ではメインキャラとも言っていい位のアレンジがされています
ジェシーとか もう完全にヒロインだったしな!
本作はオープンワールドではないですが ミッドガルやマップの作りこみが狂気レベルで ミッドガルからの全貌を息を飲むほど
PSではできなかった「ミッドガルの全貌」が見えてくるような出来でした
FF15で指摘されていたロードの長さも改善されています
戦闘はATBにアクションを混ぜた システムで完全アクションだと
誤解していた自分は最初戦闘になれなくて苦戦していました
ボスのよっては弱点属性の魔法で攻撃しないと 防御をくずせなかったりと
戦略を考える必要があります クラウドのバスターソードを軽々と扱う
アクションは見ていて爽快がありました
戦闘中のみですがキャラを切変えること可能です遠距離攻撃はバレットが有利ですね
あまりキャラ切り替えは使わなかったですね 自分はクラウドがかっこよすぎてつい使いきってしまいました
成長システムもシンプルでわかりやくもので マテリアの組み合わせを考えるのも
面白かったり
演出はアクションシーンが映画並みが多く これ作るの大変だったろうなと思う
発売から発表まで 長すぎた気もしますが スクエアはFF7を
「ただのリメイク」としては出したくなかったのだと思います
長くかかったのも仕方ない作りこみでしたし リメイクとしても
FFの新作としても満足の出来でした 次回作がいつでるかわからないという不安はあるものの楽しみに待ってます